【MUSIC AWARDS JAPAN 2026とは?】第2回授賞式の日程・会場・開催概要

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【MUSIC AWARDS JAPAN 2026とは?】第2回授賞式の日程・会場・開催概要
【MUSIC AWARDS JAPAN 2026とは?】第2回授賞式の日程・会場・開催概要
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🎵 【MUSIC AWARDS JAPAN 2026とは?】第2回授賞式の日程・会場・開催概要

日本の音楽業界団体CEIPAが主催する国際音楽賞"/>(MAJ)は、日本の音楽を国内だけでなく海外にも発信することを目的に設立された国際音楽賞だ。

運営主体は、一般社団法人カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会(CEIPA)。日本の音楽業界を代表する5団体が協力して設立した組織であり、音楽制作、レコード、アーティストマネジメント、音楽出版、コンサート事業など幅広い分野を横断している。

掲げるコンセプトは「世界とつながり、音楽の未来を灯す。」。

単純なCD売上ランキングやファン投票だけではなく、音楽的な創造性・芸術性を専門家が評価する点が特徴だ。さらに、海外楽曲やアジア各国の音楽を表彰するカテゴリーも設けられている。

2026年の開催日程と会場

第2回となる2026年大会は、2026年6月13日(土)に開催された。

会場については、TOYOTA ARENA TOKYOだけで全プログラムが行われたわけではない。昼のPremiere Ceremonyと夜のGrand Ceremonyで会場が分かれていた。

項目2026年の開催内容
開催日2026年6月13日(土)
授賞式第2回
Grand CeremonyTOYOTA ARENA TOKYO
Premiere CeremonyTOKYO DREAM PARK
Grand Ceremony主要賞の発表
Premiere Ceremonyその他の部門の発表
開催ウィーク2026年6月5日〜13日
主催CEIPA・MUSIC AWARDS JAPAN実行委員会

Grand Ceremonyでは主要賞の発表に加え、アーティストによるパフォーマンスも実施。Premiere Ceremonyでは、ジャンル別の音楽賞やクリエイター関連の賞などが発表された。

また、6月8日から13日までのアワードウィークには、国内外の音楽関係者によるセミナーやショーケースも企画されていた。

これらの開催概要は、CEIPAの公式発表およびMUSIC AWARDS JAPAN実行委員会の資料で確認できる。

主要6部門以外にも幅広い賞を設置

2026年大会の特徴は、表彰対象がアーティストやヒット曲だけに限定されていないことだ。

楽曲、アルバム、海外音楽、ライブ、映像制作、アートワーク、エンジニアリングなど、音楽を生み出して届けるまでの幅広い活動が評価対象になっている。

最終的な表彰部門数は78部門。

特に2026年は、アイドルカルチャー、バイラルヒット、リバイバル楽曲、ロングヒット、アナログレコードなど、音楽の楽しみ方の多様化を反映したカテゴリーが目立った。

【MUSIC AWARDS JAPAN 2026主要6部門の結果】サカナクション・HANA・藤井風が受賞

最も注目を集めたのが、音楽賞の中心となる主要6部門だ。

2026年の受賞者・受賞作品は次のとおり。

部門2026年の受賞者・作品
最優秀楽曲賞サカナクション「怪獣」
最優秀アーティスト賞Mrs. GREEN APPLE
最優秀ニュー・アーティスト賞HANA
最優秀アルバム賞Fujii Kaze『Prema』
Best Global Hit from JapanXG「HYPNOTIZE」
最優秀アジア楽曲賞HUNTR/X「Golden」(韓国)

1.最優秀楽曲賞:サカナクション「怪獣」

最優秀楽曲賞に輝いたのは、の「怪獣」。

同曲はテレビアニメ『チ。―地球の運動について―』のオープニングテーマとしても知られ、作品の世界観と音楽的な表現が結び付いた楽曲だ。

今回の受賞で注目すべきなのは、最優秀楽曲賞だけにとどまらない評価を受けたこと。

「怪獣」は以下の関連賞でも受賞している。

- 最優秀楽曲賞
- 最優秀ロック楽曲賞
- 最優秀アニメ楽曲賞
- 最優秀ミュージックビデオ作品賞
- 最優秀アートワーク賞

さらに、サカナクションは最優秀ロックバンド/ソロアーティスト賞を受賞。ライブ照明・音響スタッフの賞も同バンドのツアーに贈られた。

公式メディアの受賞報告では、サカナクションは合計8冠を達成したと紹介されている。

この結果が示しているのは、楽曲そのものだけでなく、映像、ビジュアル、ライブ演出、制作スタッフまで含めた総合的な評価だ。

2.最優秀アーティスト賞:Mrs. GREEN APPLE

最優秀アーティスト賞はが獲得した。

大きなトピックは、2025年に続く2年連続の受賞である。

2026年は最優秀J-POPアーティスト賞も受賞。さらに、ファンダム特別賞「Best Fandom Artist」でも名前が挙がった。

アーティストとしての総合評価に加え、ファンコミュニティの存在感も結果に表れている。

同じアーティストが異なる評価軸の賞を獲得したことは、MAJが単なる楽曲ランキングではなく、音楽活動の広がりを評価していることを示す事例だ。

3.最優秀ニュー・アーティスト賞:HANA

最優秀ニュー・アーティスト賞にはが選ばれた。

HANAは新人としての評価だけでなく、最優秀ダンス&ボーカル楽曲賞で「Blue Jeans」、最優秀ダンス&ボーカルアーティスト賞でも受賞している。

つまり、2026年のHANAは新人賞とジャンル別の楽曲・アーティスト賞を同時に獲得した。

この結果は、単なる話題性だけではなく、楽曲とアーティストの両面から評価を得た点で意味がある。

4.最優秀アルバム賞:Fujii Kaze『Prema』

最優秀アルバム賞は、の『Prema』が受賞した。

同作は最優秀R&B/コンテンポラリー楽曲賞でも選ばれている。

また、Fujii Kazeは最優秀R&B/コンテンポラリーアーティスト賞も獲得した。

アルバム、楽曲、アーティストという3つの異なるカテゴリーで評価されたことは、今回の大会における大きな成果だ。

なお、2026年には過去作品『HELP EVER HURT NEVER』も最優秀ロングヒットアルバム賞を受賞している。新作だけでなく、長く聴き継がれる作品にも評価が与えられた。

5.Best Global Hit from Japan:XG「HYPNOTIZE」

Best Global Hit from Japanは、の「HYPNOTIZE」が受賞した。

この賞は、世界でヒットした日本発の楽曲を讃える主要部門のひとつだ。

XGは「GALA」で最優秀ダンス・エレクトロニック楽曲賞も獲得している。

国内での知名度や人気だけでなく、海外のリスナーにどのように届いているかという観点から評価される点が、このカテゴリーの特徴となっている。

6.最優秀アジア楽曲賞:HUNTR/X「Golden」

最優秀アジア楽曲賞には、韓国のHUNTR/Xによる「Golden」が選ばれた。

日本の音楽を世界に発信することを目的とするMAJが、アジアの楽曲にも主要賞を設けている点は見逃せない。

日本国内の音楽市場だけを対象とする賞とは異なり、アジアの音楽文化を同じ舞台で評価する仕組みが採用されている。

【全78部門の受賞者一覧】2026年の最優秀作品・アーティストをカテゴリー別に総まとめ

ここからは、MUSIC AWARDS JAPAN 2026の受賞結果をカテゴリー別に整理する。

公式発表では、主要6部門に加えて、楽曲、海外楽曲、アーティスト、アルバム、ライブ、クリエイター、一般投票などのカテゴリーで受賞者が発表された。

楽曲カテゴリー:21部門

部門受賞作品・アーティスト
最優秀J-POP楽曲賞IRIS OUT/米津玄師
最優秀ロック楽曲賞怪獣/サカナクション
最優秀ヒップホップ/ラップ楽曲賞doppelgänger/Creepy Nuts
最優秀R&B/コンテンポラリー楽曲賞Prema/Fujii Kaze
最優秀オルタナティブ楽曲賞声/羊文学
最優秀ダンス&ボーカル楽曲賞Blue Jeans/HANA
最優秀ボーイズアイドルカルチャー楽曲賞好きすぎて滅!/M!LK
最優秀ガールズアイドルカルチャー楽曲賞とくべチュ、して/=LOVE
最優秀演歌・歌謡曲楽曲賞僕らの口笛/SHOW-WA & MATSURI
最優秀インストゥルメンタル楽曲賞神様のメロディ/Kan Sano
最優秀ダンス・エレクトロニック楽曲賞GALA/XG
最優秀アニメ楽曲賞怪獣/サカナクション
最優秀ボーカロイドカルチャー楽曲賞匙ノ咒/r-906
最優秀クロスボーダー・コラボレーション楽曲賞2(feat. Lee Youngji)/星野源・Lee Youngji
最優秀バイラル楽曲賞好きすぎて滅!/M!LK
最優秀リバイバル楽曲賞イケナイ太陽/ORANGE RANGE
最優秀ロングヒット楽曲賞怪獣の花唄/Vaundy
Best Japanese Song in AsiaIRIS OUT/米津玄師
Best Japanese Song in EuropeIRIS OUT/米津玄師
Best Japanese Song in North AmericaIRIS OUT/米津玄師
Best Japanese Song in Latin AmericaIRIS OUT/米津玄師

ここで特に目立つのは、米津玄師の「IRIS OUT」だ。

最優秀J-POP楽曲賞に加え、アジア、ヨーロッパ、北米、ラテンアメリカという4つの地域別カテゴリーでも受賞している。

国内で評価された楽曲が海外市場でも評価されていることを、地域別の賞という形で可視化した結果だ。

一方、M!LKの「好きすぎて滅!」は、ボーイズアイドルカルチャー楽曲賞とバイラル楽曲賞を受賞。話題性とジャンル内での評価が重なった。

海外楽曲カテゴリー:11部門

海外アーティストやアジア各国の音楽を対象とするカテゴリーでは、次の作品・アーティストが選ばれた。

部門受賞作品・アーティスト
最優秀海外ポップス楽曲賞Abracadabra/Lady Gaga
最優秀海外ロック楽曲賞Smash It Like Belushi/Green Day
最優秀海外ヒップホップ/ラップ楽曲賞Stop Playing With Me/Tyler, The Creator
最優秀海外R&B/コンテンポラリー楽曲賞CHANEL/Tyla
最優秀海外オルタナティブ楽曲賞Reliquia/ROSALÍA
最優秀K-POP楽曲賞JUMP/BLACKPINK
Korean Popular Music特別賞POWER/G-DRAGON
Thai Popular Music特別賞My Heart Follows You/YOUNGOHM
Indonesian Popular Music特別賞everything u are/Hindia
Vietnamese Popular Music特別賞Bắc Bling/Hòa Minzy
Philippine Popular Music特別賞Multo/Cup of Joe

韓国、タイ、インドネシア、ベトナム、フィリピンといった地域の音楽が独立したカテゴリーで表彰されている。

単に海外の有名アーティストを招待するのではなく、各国の音楽市場やカルチャーに目を向ける構成となっている。

アーティストカテゴリー:11部門

部門受賞アーティスト
最優秀J-POPアーティスト賞Mrs. GREEN APPLE
最優秀ロックバンド/ソロアーティスト賞サカナクション
最優秀ヒップホップ/ラップアーティスト賞Creepy Nuts
最優秀R&B/コンテンポラリーアーティスト賞Fujii Kaze
最優秀オルタナティブアーティスト賞羊文学
最優秀ダンス&ボーカルアーティスト賞HANA
最優秀ボーイズアイドルカルチャーアーティスト賞M!LK
最優秀ガールズアイドルカルチャーアーティスト賞FRUITS ZIPPER
最優秀デジタルカルチャーアーティスト賞ハチ
最優秀K-POPアーティスト賞BTS
最優秀DJ賞¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U

スペシャルアーティストカテゴリー:2部門

- MAJ Timeless Echo:山下達郎
- 演歌・歌謡曲 特別功労賞:北島三郎

長年にわたって日本の音楽文化を支えてきたアーティストに光を当てるカテゴリーだ。

アルバムカテゴリー:4部門

- 最優秀ロングヒットアルバム賞:『HELP EVER HURT NEVER』/藤井風
- 最優秀ジャズアルバム賞:『OUT THERE』/上原ひろみ Hiromi's Sonicwonder
- 最優秀クラシックアルバム賞:『Joe Hisaishi Conducts』/久石譲
- 最優秀サウンドトラックアルバム賞:『国宝 オリジナル・サウンドトラック』/原摩利彦

ライブカテゴリー:2部門

- ラージェスト・ライブ・オーディエンス賞(国内):Snow Man
- ラージェスト・ライブ・オーディエンス賞(海外):Ado

ライブスタッフカテゴリー:4部門

- 最優秀ライブ美術大道具スタッフ賞:Mrs. GREEN APPLE「DOME TOUR 2025 BABEL no TOH」/PMGA・日本ステージ株式会社の箕輪理博、安居宏記
- 最優秀ライブ照明スタッフ賞:サカナクション「SAKANAQUARIUM 2025 “怪獣”」/株式会社アカリセンターの本田祐介
- 最優秀ライブ音響スタッフ賞:サカナクション「SAKANAQUARIUM 2025 “怪獣”」/株式会社アコースティックの佐々木幸生、八木嘉己、笠井宏友
- ライブスタッフ功労賞:舞台監督・金一浩司

クリエイターカテゴリー:7部門

- 最優秀ミュージックビデオ作品賞:サカナクション「怪獣」/監督・田中裕介
- 最優秀劇中伴奏音楽賞(映画):『国宝』/原摩利彦
- 最優秀劇中伴奏音楽賞(ドラマ):NHK連続テレビ小説『ばけばけ』/牛尾憲輔
- 最優秀劇中伴奏音楽賞(アニメ):『LAZARUS ラザロ』/Kamasi Washington・Bonobo・Floating Points
- 最優秀アートワーク賞:サカナクション「怪獣」/平林奈緒美・Martin Holtkamp
- グランプリエンジニア賞:「acclimation」より「TFL」/jjean、ミキシング&マスタリングエンジニア・丸山武蔵
- 学生クリエイター奨励賞:anna's cradle/brooks

一般投票カテゴリー:2部門

- ベスト・オブ・リスナーズチョイス:国内楽曲 powered by Spotify:GOD_i/Number_i
- ベスト・オブ・リスナーズチョイス:海外楽曲 powered by Spotify:Don't Say You Love Me/Jin

アナログレコードカテゴリー:1部門

- 最優秀アナログレコード・セールス特別賞:『SONGS』/SUGAR BABE

共創カテゴリー:7部門

- カラオケ特別賞 カラオケ・オブ・ザ・イヤー:J-POP:好きすぎて滅!/M!LK
- カラオケ特別賞 カラオケ・オブ・ザ・イヤー:演歌・歌謡曲:大阪恋しずく/水森かおり
- リクエスト特別賞 推し活リクエスト・アーティスト・オブ・ザ・イヤー:櫻坂46
- クリエイター特別賞 Song of the Year for Creators:大森元貴
- ラジオ特別賞 Radio Rising Artist of the Year:Rol3ert
- ファンダム特別賞 Best Fandom Artist:Mrs. GREEN APPLE
- ファミリーソング特別賞 家族が選んだベストソング2025:好きすぎて滅!/M!LK

以上が、公式発表に掲載された全78部門の受賞結果だ。

【受賞者・作品の関係性を分析】2026年の音楽シーンを象徴する7つの動き

受賞結果を個別に眺めるだけでは、今回の大会の特徴は見えてこない。

複数部門にまたがる受賞を整理すると、2026年の音楽シーンを読み解くためのいくつかの重要な傾向が浮かび上がる。

アーティスト・作品主な受賞関係読み取れる特徴
サカナクション「怪獣」最優秀楽曲・ロック・アニメ・MV・アートワークなど音楽と映像、ライブ制作の総合評価
Mrs. GREEN APPLE最優秀アーティスト・J-POPアーティスト・ファンダム2年連続の総合評価とファン基盤
HANA最優秀ニュー・アーティスト・Blue Jeans・ダンス&ボーカルアーティスト新人としての評価とジャンル内での実績
Fujii Kaze『Prema』最優秀アルバム・R&B楽曲・R&Bアーティストアルバムと楽曲、アーティストの一貫した評価
XGHYPNOTIZE・GALA海外市場とダンス・エレクトロニックの両面
米津玄師「IRIS OUT」J-POP楽曲・4地域の日本楽曲賞国内外での評価の広がり
M!LK「好きすぎて滅!」アイドル楽曲・バイラル・カラオケ・ファミリーソングSNS、カラオケ、ファン層への浸透

サカナクション「怪獣」は楽曲の枠を超えた総合評価

今回、最も象徴的なのがサカナクションだ。

「怪獣」は最優秀楽曲賞に加え、ロック、アニメ、映像、アートワークなど、複数の異なる専門領域で評価された。

特に、ライブ照明や音響に関わるスタッフまで受賞対象となったことは興味深い。

音楽作品の評価は、作曲や歌唱だけで完結するものではない。視覚的な表現、舞台演出、音響設計などが重なって、作品の体験価値が生まれる。

8冠という結果は、その制作全体が高く評価されたことを示している。

Mrs. GREEN APPLEは2年連続でアーティスト賞

2025年に続いて2026年も最優秀アーティスト賞を受賞したMrs. GREEN APPLE。

J-POPアーティスト賞やファンダム特別賞も獲得しており、アーティストとしての総合評価とファンコミュニティの影響力が並んで評価された。

ただし、ファンダム特別賞と専門家投票による最優秀アーティスト賞は、選考の仕組みが異なる。両者を同じ人気ランキングとして解釈するのは適切ではない。

新人賞とジャンル賞を両立したHANA

HANAは最優秀ニュー・アーティスト賞だけでなく、「Blue Jeans」とアーティストカテゴリーでも受賞した。

新人としての注目度と、作品・アーティストとしての評価が重なった点に価値がある。

新人賞は単なるデビュー直後の話題性を示すだけではなく、その後の活動がどのように音楽シーンに受け入れられたかを考える材料にもなる。

海外市場を意識したXGと米津玄師

XGの「HYPNOTIZE」と米津玄師の「IRIS OUT」は、異なる形で日本発の音楽の海外展開を示した。

XGはBest Global Hit from Japanを受賞。一方の米津玄師は地域別の日本楽曲賞で4地域を制覇した。

これは、日本の音楽が海外で受け入れられる経路が一つではないことを示している。

グローバル市場を意識した活動と、国内で生まれた楽曲が海外に広がる現象の双方を評価している点が、MAJの国際音楽賞としての特徴だ。

【MUSIC AWARDS JAPANの投票方法とCEIPAの選考基準】約5,000人はどう審査する?

MUSIC AWARDS JAPANを理解するうえで欠かせないのが、選考制度だ。

「約5,000人が選ぶ」という説明だけを見ると、音楽関係者が一斉に投票して順位を決めるように感じるかもしれない。

実際には、エントリー、一次投票、ノミネート、最終投票という段階を経て受賞者が決まる。

CEIPAとは?音楽業界5団体による運営体制

CEIPAは、一般社団法人カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会の略称だ。

設立には次の5団体が参加している。

1. 日本レコード協会
2. 日本音楽事業者協会
3. 日本音楽制作者連盟
4. 日本音楽出版社協会
5. コンサートプロモーターズ協会

音楽制作から流通、権利管理、コンサートまで、業界の異なる領域を代表する団体が協力している。

そのため、MAJは特定のレコード会社や音楽配信サービスだけで運営される賞とは異なる構造を持つ。

選考対象作品はどう決まる?

2026年大会では、原則として2025年1月1日から12月31日までにフルバージョンの公式音源が初めて公的サービスで配信、またはフィジカル発売された楽曲・アルバムが対象となった。

ただし、ロングヒット、Best Global Hit from Japan、地域別の海外評価、アナログレコードなど、一部のカテゴリーは別の対象規定がある。

また、対象作品はチャートや各種音楽データを活用して選出される。

公式の選考資料には、Billboard JAPAN、オリコン、GfK/NIQ Japan、YouTubeなどのデータを用いたジャンル分けについても説明がある。

約5,000人の投票者はどのような人たち?

投票メンバーは、単に音楽を聴く一般消費者だけではない。

主に以下のような専門家や業界関係者が含まれる。

- アーティスト
- 作詞家・作曲家・編曲家
- 音楽プロデューサー
- レコード会社スタッフ
- マネージャー
- エンジニア
- MVディレクター
- コンサートプロモーター
- 音楽出版社
- 著作権管理団体・事業者
- 音楽評論家・ライター
- 海外音楽賞の審査員
- 海外クリエイター・プロモーター
- 海外音楽配信事業者

部門によっては、特定ジャンルの専門家だけが投票できる仕組みも採用されている。

つまり、すべての投票者が全78部門に投票するわけではない。

2026年の投票期間と投票ルール

公式の投票案内によると、2026年の投票スケジュールは以下のとおり。

選考段階日程・仕組み
エントリー発表2026年3月19日
一次投票3月19日〜4月14日
ノミネート発表4月30日
最終投票4月30日〜5月20日
授賞式6月13日

一次投票は当初4月8日までの予定だったが、公式案内で4月14日まで延長された。

投票はMUSIC AWARDS JAPAN専用のオンラインシステムで実施された。

一次投票の仕組み

投票メンバーはエントリー作品・アーティストから最低2票、最大5票を選ぶ。

集計後、得票数上位5作品・アーティストが基本的にノミネートされる。5位が同点の場合は、同点の作品もノミネート対象となる。

最終投票の仕組み

ノミネートされた作品・アーティストの中から、最大3つに順位を付けて投票する。

配点は次のとおりだ。

- 1位:4ポイント
- 2位:2ポイント
- 3位:1ポイント

投票する順位数は任意で、1位だけに投票することもできる。

また、投票メンバー本人や本人が関わった作品への投票も認められている一方、同一作品・同一アーティストへの重複投票は禁止されている。

一般の音楽ファンも投票できる?

一般投票あり

ここは誤解されやすいポイントだ。

MAJは約5,000人の音楽関係者による専門家投票を基本としているが、一般の音楽ファンが参加できるカテゴリーも設けている。

2026年はSpotifyを通じて、次の3部門に関係する投票が行われた。

1. ベスト・オブ・リスナーズチョイス:国内楽曲 powered by Spotify
2. ベスト・オブ・リスナーズチョイス:海外楽曲 powered by Spotify
3. Best Global Hit from Japan

Spotify公式発表によると、一般投票の手順は次のとおりだった。

1. Spotifyアプリで「MUSIC AWARDS JAPAN」コーナーを開く。
2. 投票したい部門のプレイリストを選択する。
3. プレイリスト内の投票画面を開く。
4. 投票したい楽曲の「+」を押す。
5. 投票ボタンを押して完了する。

投票にはSpotifyアカウントが必要で、無料ユーザーは1日1票、プレミアムユーザーは1日2票まで参加できた。

ただし、3部門すべてが同じ仕組みで受賞者を決めるわけではない。

- リスナーズチョイスの国内・海外2部門は一般投票で受賞作品を決定。
- Best Global Hit from JapanはSpotifyの海外一般リスナーによる一次投票でノミネート作品を選び、最終的には海外投票メンバーが受賞作品を決定。

この違いは重要だ。

ファンが主要6部門すべての最終受賞者を直接決められる制度ではない。

なお、2026年の投票期間はすでに終了している。次回大会の参加方法は、その年の公式案内で確認する必要がある。

選考基準は売上や再生回数だけではない

CEIPAが公表している投票基準は、音楽的な創造性や芸術性が優れていると思う楽曲・アーティスト・アルバムを選ぶことだ。

そのため、ストリーミング再生数やランキング順位だけで受賞者が自動的に決まる仕組みではない。

チャートデータはエントリー作品の選出や投票メンバーの選定などに利用されるが、最終的な受賞作品は投票を経て決定する。

この仕組みには、商業的なヒットだけでは拾いきれない音楽的な価値を評価する狙いがある。

【MUSIC AWARDS JAPAN 2025と2026を比較】初回から何が変わった?

MAJは2025年に初開催され、2026年が第2回となった。

両大会の主要6部門を比較すると、賞の基本構造を維持しながら、対象となる音楽ジャンルや国際的な視点が広がっていることが分かる。

2025年と2026年の基本比較

比較項目2025年2026年
開催回第1回第2回
授賞式5月21〜22日6月13日
主な会場ロームシアター京都TOYOTA ARENA TOKYO・TOKYO DREAM PARK
表彰部門数62部門78部門
主要楽曲賞Bling-Bang-Bang-Born怪獣
最優秀アーティスト賞Mrs. GREEN APPLEMrs. GREEN APPLE
ニュー・アーティスト賞tuki.HANA
アルバム賞LOVE ALL SERVE ALLPrema
Global Hit賞Top Global Hit from JapanBest Global Hit from Japan
アジア楽曲賞Supernova/aespaGolden/HUNTR/X

主要6部門の受賞者はどう変化した?

2025年の主要6部門の受賞者は以下のとおりだった。

- 最優秀楽曲賞:Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」
- 最優秀アーティスト賞:Mrs. GREEN APPLE
- 最優秀ニュー・アーティスト賞:tuki.
- 最優秀アルバム賞:藤井風『LOVE ALL SERVE ALL』
- Top Global Hit from Japan:YOASOBI「アイドル」
- 最優秀アジア楽曲賞:aespa「Supernova」

2026年には、楽曲賞がサカナクション、ニュー・アーティスト賞がHANA、アルバム賞がFujii Kazeへと変わった。

一方、Mrs. GREEN APPLEは2年連続で最優秀アーティスト賞を獲得している。

Global Hit賞については、2025年の「Top Global Hit from Japan」から2026年の「Best Global Hit from Japan」へ名称が変更された。

部門数は62から78へ拡大

2025年の62部門から、2026年は78部門へと増加した。

最終的な表彰部門数は16部門増えている。

特に注目したいのが、ジャンル別の評価に加えて、音楽が広がる経路や制作の現場を表彰するカテゴリーが充実したことだ。

2026年には次のような領域が目立つ。

- ボーイズ・ガールズアイドルカルチャー
- ダンス&ボーカル
- バイラル楽曲
- リバイバル楽曲
- ロングヒット楽曲・アルバム
- アナログレコード
- 海外地域別の日本楽曲
- ライブスタッフやクリエイター

なお、2025年からの部門再設計について、CEIPAは2026年大会の準備段階で14部門の新設を発表していた。最終的な結果発表では78部門となっており、準備段階の新設部門数と最終的な部門総数は区別して見る必要がある。

開催地が京都から東京へ移った意味

2025年の授賞式は京都のロームシアター京都で開催された。

2026年は東京へと舞台を移し、TOYOTA ARENA TOKYOを中心に、TOKYO DREAM PARKでも授賞式を実施した。

開催地の変更に加えて、Premiere CeremonyとGrand Ceremonyを分ける構成が採用されたことで、部門数の増加に対応した大規模なイベントとなった。

単なる授賞式ではなく、音楽業界の関係者が集まる国際的な交流の場としても展開されている。

【プロの結論】MUSIC AWARDS JAPAN 2026の結果から見える音楽賞の新しい価値

今回の結果を読み解く際、最も大切なのは「誰が一番人気だったか」という一つの尺度に限定しないことだ。

MAJは複数の評価軸を持つ音楽賞であり、受賞結果にもその特徴が表れている。

1.ヒット曲と音楽的評価は分けて考える

ストリーミングやSNSで話題になった作品が、そのまま専門家投票の主要賞を獲得するとは限らない。

逆に、商業的な話題性に加えて、制作や表現の面でも高い評価を受ける作品もある。

「怪獣」の8冠は、楽曲のヒットだけでなく、作品を取り巻く映像・ライブ・制作スタッフの評価まで含めて見る必要がある好例だ。

2.日本の音楽を海外へ届ける視点が強まっている

XGの「HYPNOTIZE」、米津玄師の「IRIS OUT」、HUNTR/Xの「Golden」などは、それぞれ異なる地域や市場との接点を持っている。

MAJの国際的な意義は、国内の音楽ランキングを海外向けに紹介することだけではない。

海外アーティストやアジア各国の音楽も同じ枠組みで評価し、音楽文化の交流を促進する点にある。

3.音楽制作の裏側にも評価を広げている

ライブ照明、音響、舞台美術、MV、アートワーク、エンジニアリングなどのカテゴリーは、アーティスト以外のクリエイターにもスポットを当てる。

音楽業界を持続的に発展させるには、表舞台に立つ人だけでなく、制作を支える人材の仕事にも注目する必要がある。

この点で、MAJの部門構成には音楽産業全体を評価する意図が見える。

4.情報を見るときの判断基準

MAJの受賞情報を調べる際には、次の3点を押さえておきたい。

- 主要6部門とジャンル別部門を区別する: 最優秀アーティスト賞と最優秀J-POPアーティスト賞は別の賞。
- 専門家投票と一般投票を区別する: ファン投票で決まる賞と、音楽関係者による選考は仕組みが違う。
- 受賞数と作品評価を区別する: 受賞数が多いことは大きな成果だが、すべての作品を同じ尺度で比較できるわけではない。

音楽ファンにとっては好きなアーティストの受賞を確認するだけでなく、普段あまり聴かないジャンルや海外作品を知るきっかけとしても活用できる賞だ。

【MUSIC AWARDS JAPAN 2026に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:MUSIC AWARDS JAPAN 2026の最優秀楽曲賞は誰が受賞した?

サカナクションの「怪獣」が受賞した。最優秀ロック楽曲賞、最優秀アニメ楽曲賞なども獲得し、関連部門を含めて合計8冠となった。

Q2:MUSIC AWARDS JAPAN 2026の最優秀アーティスト賞は誰?

Mrs. GREEN APPLEが受賞した。2025年に続く2年連続の受賞である。

Q3:最優秀ニュー・アーティスト賞は誰が受賞した?

HANAが受賞した。「Blue Jeans」で最優秀ダンス&ボーカル楽曲賞も獲得している。

Q4:最優秀アルバム賞は何?

Fujii Kazeの『Prema』が受賞した。最優秀R&B/コンテンポラリー楽曲賞も獲得している。

Q5:Best Global Hit from Japanの受賞曲は?

XGの「HYPNOTIZE」だ。日本発の音楽が海外で評価されたことを讃える主要部門である。

Q6:約5,000人の投票に一般のファンも参加できる?

主要部門の専門家投票には、原則として選定された音楽関係者が参加する。ただし、Spotifyを利用したリスナーズチョイスなど、一般の音楽ファンが参加できる部門も設けられている。

Q7:MUSIC AWARDS JAPAN 2026はいつ、どこで開催された?

2026年6月13日(土)に開催された。Grand CeremonyはTOYOTA ARENA TOKYO、Premiere CeremonyはTOKYO DREAM PARKで行われた。

Q8:2025年と2026年では何部門増えた?

2025年は62部門、2026年は78部門で、最終的な表彰部門数は16部門増加した。

Q9:2026年の投票に今から参加できる?

2026年の一次投票と最終投票はすでに終了している。次回の一般投票や専門家投票の詳細は、次回大会の公式発表を確認する必要がある。

まとめ:MUSIC AWARDS JAPAN 2026は日本の音楽の多様性と国際的な評価を示した

MUSIC AWARDS JAPAN 2026は、2026年6月13日に開催された第2回授賞式で、全78部門の最優秀作品・アーティストを発表した。

主要6部門では、サカナクション「怪獣」、Mrs. GREEN APPLE、HANA、Fujii Kaze『Prema』、XG「HYPNOTIZE」、HUNTR/X「Golden」が受賞した。

また、約5,000人の音楽関係者による専門家投票を中心に、一般投票や海外投票も取り入れた選考制度が特徴となっている。

2025年の62部門から2026年の78部門への拡大は、音楽ジャンルの多様化だけでなく、ライブ制作や映像、アナログレコード、海外市場など、音楽を取り巻く幅広い活動を評価する方向性を示している。

特に注目すべきなのは、サカナクションの8冠、Mrs. GREEN APPLEの2年連続最優秀アーティスト賞、HANAの新人賞とジャンル別受賞、そしてXGや米津玄師による海外市場への広がりだ。

MUSIC AWARDS JAPANは、単に年間のヒット曲を決める賞ではない。日本とアジアの音楽を世界へつなぎ、アーティストから制作スタッフまで、音楽文化を支える幅広い才能を評価するプラットフォームとして発展している。

今後の大会でも、受賞者だけでなく、選考制度や新設カテゴリー、海外での評価に注目することで、日本の音楽シーンの変化をより深く理解できるはずだ。

主な情報源:CEIPA公式発表、MUSIC AWARDS JAPAN公式サイト・投票規則、MUSIC AWARDS JAPAN実行委員会の2025・2026年受賞結果発表、Spotify Japan公式発表、CEIPA公式メディアOTOMO。 (出典: japan music awards(Yahoo!ニュース))

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