【2026年ミラノ・コルティナ五輪】マリニンは4回転アクセルに成功したのか?
2026年2月に開催されたミラノ・コルティナ冬季五輪は、4回転アクセルの歴史を考えるうえでも重要な大会となりました。
金メダルの最有力候補として注目されていたマリニンは、団体戦でアメリカ代表の金メダル獲得に貢献。しかし、個人戦では予想外の結果に終わりました。
団体戦では金メダル、個人戦では8位
マリニンの五輪成績を整理すると、次のようになります。
| 項目 | 2026年大会の結果 |
|---|---|
| 団体戦 | |
| 個人男子総合 | 8位 |
| 個人フリー | 15位 |
| 個人総合得点 | 264.49点 |
| フリー得点 | 156.33点 |
| 4回転アクセル | シングルアクセルになり成功せず |
アメリカフィギュアスケート連盟の公式報道によると、マリニンは個人フリーで予定していた7本の4回転ジャンプのうち、4本でミスが生じました。
演技冒頭では4回転フリップを成功させましたが、続く4回転アクセルは空中でシングルアクセルに変更。その後、4回転ルッツを成功させたものの、予定していた4回転ループも2回転になりました。
さらに後半のジャンプでも転倒が続き、フリーは156.33点。最終的に総合8位という結果になりました。
本人が語った五輪でのプレッシャー
この演技について、マリニンは競技後、自身の心理状態を振り返っています。
オリンピックの金メダル候補としてのプレッシャーや、メディアからの注目が大きすぎたと思う。
これはアメリカフィギュアスケート連盟が掲載した本人のコメントの日本語訳です。
また、演技直前には過去の経験や記憶、さまざまな考えが一気に押し寄せ、どう対処すればよいか分からなくなったとも説明しています。
個人戦の表彰台は誰が獲得した?
2026年五輪の男子シングル最終順位は次のとおりです。
| 順位 | 選手 | 国 | 得点 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ミハイル・シャイドロフ | カザフスタン | 291.58 |
| 2位 | 鍵山優真 | 日本 | 280.06 |
| 3位 | 佐藤駿 | 日本 | 274.90 |
| 8位 | イリア・マリニン | アメリカ | 264.49 |
日本勢の鍵山優真と佐藤駿がそろって表彰台に立った一方、優勝候補だったマリニンはメダルを逃しました。
ここで押さえておきたいのは、2026年五輪で4回転アクセルを成功させた選手はいなかったということです。
マリニンは団体戦の金メダリストであり、個人戦の4回転アクセル成功者ではありません。この2つの実績は混同しないようにする必要があります。
【プロの結論】4回転アクセル成功者が一人しかいない本当の理由
4回転アクセルの成功者がマリニン一人にとどまっている背景には、フィギュアスケート特有の技術的な壁があります。
通常の4回転ジャンプであれば、空中で4回転する技術を磨くことが中心になります。しかし、4回転アクセルでは、前向きの踏み切りから4.5回転し、後ろ向きの着氷までを一連の動作として成立させなければなりません。
しかも、競技会では練習以上に精神的な負担が大きくなります。
マリニンが2022年に成功したことは、身体能力だけでなく、ジャンプを再現する技術と本番で実行する精神力の両方がそろった結果です。
今後、2人目の成功者は誕生するのか?
今後の注目点は、ほかのトップスケーターが4回転アクセルに挑戦し、公式競技会で着氷できるかどうかです。
特に、次の3つが重要な観察ポイントになります。
- 技術の普及: マリニンの成功によって、4回転アクセルの技術研究や挑戦がどこまで広がるか。
- 競技での再現性: 練習での成功だけでなく、国際大会や世界選手権でも安定して実施できるか。
- 採点上の認定: ISUの公式プロトコルで、回転不足などの判定を受けずに成功として記録されるか。
2026年10月現在、ISUが公表する記録では、マリニンが依然として唯一の成功者です。
4回転アクセルの歴史は、まだ一人の選手によって切り開かれている段階にあります。
【4回転アクセルの成功者】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:4回転アクセルを成功させた選手は誰ですか?
A1:アメリカのイリア・マリニンです。2022年9月14日のU.S. International Classicで、競技会史上初めて成功させました。2026年10月現在も公式競技会での成功者は彼一人です。
Q2:羽生結弦は4回転アクセルに成功していますか?
A2:競技会での成功記録はありません。2022年北京冬季五輪の男子フリーで挑戦しましたが、転倒し、回転不足と判定されました。ただし、4回転アクセルに挑んだ歴史的な演技として記録されています。
Q3:4回転アクセルは何回転するジャンプですか?
A3:4回転半、つまり4.5回転です。アクセルは前向きに踏み切って後ろ向きに着氷するため、通常のジャンプより半回転多く回る必要があります。
Q4:2026年ミラノ・コルティナ五輪で4回転アクセルに成功した選手はいますか?
A4:いません。マリニンは個人フリーで挑戦しましたが、シングルアクセルになりました。団体戦では金メダルを獲得していますが、個人戦は8位でした。
Q5:4回転アクセルの難易度が高い理由は何ですか?
A5:空中で4.5回転する必要があるうえ、着氷時には回転を制御しながら片足でバランスを取らなければならないためです。跳躍力、回転速度、空中姿勢、着氷技術がすべて求められます。
まとめ:4回転アクセルの歴史はマリニンから次の時代へ
2026年10月現在、競技会で4回転アクセルを成功させた選手はイリア・マリニンただ一人です。
2022年9月14日のU.S. International Classicで歴史を変えた彼は、その後も世界選手権やグランプリファイナルで圧倒的なジャンプ技術を披露してきました。
2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪では、団体戦の金メダルを獲得した一方、個人フリーでは4回転アクセルをシングルアクセルに変更し、総合8位に終わりました。
この結果は、世界最高峰の選手であっても、五輪という特別な舞台で技術を完全に再現することがいかに難しいかを示しています。
4回転アクセルを理解するうえで大切なのは、挑戦した選手、回転不足と判定された選手、そして競技会で実際に成功させた選手を区別することです。
次の歴史的な記録を作る選手は誰なのか。 マリニンが切り開いた4回転アクセルの時代は、今後のフィギュアスケート界における大きな見どころの一つです。 (出典: 4 回転 アクセル 成功 者(Yahoo!ニュース))