【岩渕麗楽のこれまでの戦績】平昌・北京五輪からX Games金メダルまで
岩渕選手のキャリアを振り返ると、五輪の順位だけでは測れない実績が並びます。特にビッグエアでは、難易度の高い回転技を積極的に取り入れ、女子スノーボードの技術進化をけん引してきました。

3大会連続出場した冬季五輪の成績
最初の五輪は2018年の平昌大会。当時16歳だった岩渕選手は、女子ビッグエアで4位に入りました。初出場ながらメダルまであと一歩という結果を残し、世界から注目を集めます。
2022年の北京大会でもビッグエア4位。スロープスタイルでは5位に入りました。2大会連続でビッグエア4位という結果は、安定して世界の上位で戦ってきたことを示しています。
2026年のミラノ・コルティナ大会では、右膝の負傷を抱えながら3度目の五輪出場を果たしました。
年代別に見る主な大会実績
特に注目したいのは、2025年の世界選手権です。ビッグエアで銀メダル、スロープスタイルで銅メダルを獲得し、2種目で表彰台に立ちました。五輪直前まで世界トップクラスの実力を示していたことが分かります。
X Games 2023で歴史的なトリプルアンダーフリップを成功
岩渕選手の代表的な実績として外せないのが、2023年のX Games Aspenです。
この大会で彼女は、女子スノーボード競技で初めてトリプルを成功させました。決めた技は、フロントサイド・トリプルアンダーフリップ。空中で3回の回転を組み合わせる非常に難度の高い技です。
着地まで成功させたことで、ビッグエアの金メダルを獲得。単に高得点を取っただけではなく、女子スノーボードの技術的な限界を押し広げた出来事として、X Games公式プロフィールにも記録されています。
ここで整理しておきたいのが、北京五輪で挑戦したトリプルコークとの違いです。北京ではトリプルコークに挑み、2023年のX Gamesではフロントサイド・トリプルアンダーフリップを成功させています。両者を同じ技として扱うのは正確ではありません。
BURTONも岩渕選手の2023年の成功を大きな実績として紹介しています。2024年にはX Gamesのビッグエアで銀メダル、スロープスタイルで銅メダルを獲得。2種目で世界トップクラスの実力を示しました。
【現役続行か引退か】岩渕麗楽の復帰の見通しと本人の本音
2026年現在、検索する人が特に気にしているのが、岩渕選手は現役を続けるのか、それとも引退するのかという点です。
7月10日の取材で本人が明らかにしたのは、現役続行をまだ決めていないということでした。ただし、五輪の金メダルという目標は、今も心に残っていると話しています。
現役続行について本人が語ったこと
スポニチの報道によると、岩渕選手は3度目の五輪を終えた後も、金メダルへの思いを持ち続けていました。
「一番素直な気持ちを言うと、諦めたくはない目標だなと、今も残っている」
一方、現役続行については次のように説明しています。
「またスノーボードの上に戻った時にどういう感覚になるかで、ちゃんと考えていきたい」
この発言から読み取れるのは、引退を決めたわけではない一方で、復帰後の身体の状態や競技への気持ちを確かめてから判断したいという姿勢です。
けがからの回復と、これからも世界のトップを目指す意思。その両方を大切にしながら、自分の将来を考えている段階です。
競技復帰はいつ?2027年4月が一つの目安
2026年7月の取材では、雪上に戻ってジャンプなどの練習を再開できる時期について、2027年4月ごろという見通しが語られました。
これは2026~2027年シーズンの全休方針とも整合します。冬の大会に無理に間に合わせるのではなく、まずは膝の回復と筋力の再構築を進める計画です。
ただし、2027年4月に雪上練習を再開できることと、国際大会に出場できることは別問題です。ジャンプの高さ、回転数、着地の衝撃に身体が対応できるかを確認する必要があります。
また、復帰時期は医学的な経過や本人の判断によって変わる可能性があります。8カ月という目安を、そのまま大会復帰の確定日と受け取るべきではありません。
引退説と全休発表は別の話
インターネット上では、シーズン全休の発表をきっかけに引退を心配する声もあります。しかし、全休と引退は意味が異なります。
2026年7月の本人の説明では、2026~2027年シーズンに大会へ出場しないことは明確ですが、引退を発表したわけではありません。現役続行についても、雪上に戻った後の感覚を確かめて判断するとしています。
したがって、2026年10月30日時点での正確な整理は、現役引退は発表されておらず、競技復帰と今後の活動について検討している段階ということです。
また、五輪でのメダル獲得を諦めていないという本人の発言も、今後を考えるうえで重要な材料です。ただし、次の五輪への出場や代表復帰が決まったわけではありません。
【プロの結論】岩渕麗楽のキャリアは2026年の休養で終わるのか
岩渕選手の2026年を振り返ると、五輪の順位、右膝の大けが、手術、シーズン全休という出来事が続きました。一見すると、競技人生にとって後退の年に見えるかもしれません。
しかし、2017年のワールドカップ初優勝から、2023年のX Games金メダル、2025年世界選手権の2種目表彰台までの実績を考えると、2026年の結果だけで選手としての評価を決めることはできません。
今後の評価で注目すべき3つのポイント
1. 右膝の機能がどこまで回復するか
最初に注目したいのは、日常的な運動ができるかではなく、ジャンプと着地を繰り返す競技に耐えられる状態まで戻るかです。前十字靱帯断裂からの復帰では、筋力だけでなく、膝の安定性や身体全体のバランスも重要になります。
2. 雪上での感覚を取り戻せるか
ビッグエアとスロープスタイルは、空中での技術だけでなく、踏み切りから着地までの細かな調整が求められる競技です。雪上練習に戻った後、以前のような難度の高い技を再び実戦で使えるかが大きな判断材料になります。
3. 本人が競技を続けたいと思えるか
本人は五輪の金メダルを諦めたくない目標として挙げています。一方で、現役続行は決定していません。身体の状態だけでなく、競技への意欲も含めて判断するという本人の考えを尊重する必要があります。
岩渕選手の強みは、単なる大会順位ではありません。女子スノーボードの技術進化に貢献し、難度の高い技に挑戦し続けてきたことにあります。
その強みを取り戻すための時間が、2026~2027年シーズンの休養期間です。次の大会にいつ出るかだけを追うのではなく、どのような状態で雪上に戻るのかを見守ることが、今後のキャリアを評価するうえで重要になります。
【岩渕麗楽の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:岩渕麗楽は2026年現在何歳ですか?
A1:2001年12月14日生まれで、2026年10月30日現在は24歳です。2026年12月14日に25歳になります。
Q2:岩渕麗楽の出身地と身長は?
A2:岩手県一関市出身です。身長はBURTONの公式プロフィールで約150cmと紹介されています。平昌五輪当時のJOC記録では149cmです。
Q3:岩渕麗楽はなぜ2026~2027年シーズンを休むのですか?
A3:2025年10月に右膝の前十字靱帯を断裂し、2026年4月に手術を受けたためです。回復と筋力の再構築を優先し、翌シーズンは大会に出場しない方針を2026年7月に発表しました。
Q4:岩渕麗楽は現役引退を発表しましたか?
A4:いいえ。2026年10月現在、引退発表はありません。本人は現役続行を決めておらず、雪上に戻った際の感覚を確かめてから考えたいと話しています。
Q5:岩渕麗楽の競技復帰はいつごろですか?
A5:2026年7月の取材では、雪上でジャンプ練習を再開する見通しとして2027年4月ごろが示されました。ただし、実際の大会復帰日や国際大会への出場は決まっていません。
Q6:岩渕麗楽の五輪での最高成績は何位ですか?
A6:ビッグエアでは2018年平昌大会と2022年北京大会の4位が最高です。スロープスタイルでは2022年北京大会の5位が最高成績です。
Q7:岩渕麗楽のX Gamesでの代表的な実績は?
A7:2023年のX Games Aspenで、女子スノーボード競技史上初のトリプルアンダーフリップを成功させ、ビッグエア金メダルを獲得しました。2024年にはビッグエア銀メダル、スロープスタイル銅メダルも獲得しています。
まとめ:岩渕麗楽の2026年は競技人生の新たな転換点
岩渕麗楽選手は、2026年10月現在24歳。岩手県一関市出身で、BURTON所属のスノーボード選手として、ビッグエアとスロープスタイルの第一線で活躍してきました。
ミラノ・コルティナ五輪ではビッグエア11位、スロープスタイル8位。大会前から右膝前十字靱帯断裂という大けがを抱えていたことが明らかになり、2026年4月に手術を受けました。
7月には2026~2027年シーズンの全休を発表。雪上でのジャンプ練習再開は2027年4月ごろを見通しとしているものの、競技復帰の日程や現役続行については、まだ最終決定に至っていません。
2023年のX Games金メダルや2025年世界選手権の銀・銅メダルなど、世界に残してきた実績は大きなものです。特に女子初のトリプルアンダーフリップ成功は、彼女の挑戦を象徴する出来事でした。
今は結果を急ぐ時期ではなく、再び安心してジャンプに挑める身体を取り戻す時期です。五輪の金メダルという目標を本人がどう追い続けるのか。2027年以降の雪上復帰と、その先の競技人生に注目が集まります。 (出典: 岩渕 麗 楽(Yahoo!ニュース))