【2026年10月最新】新幹線の車内販売はどの路線で利用できる?
新幹線の車内販売がある路線を調べる際、最初に押さえたいのは、JR各社でサービスの運営方法が異なる点だ。
2026年10月30日時点では、大きく分けて次の2種類がある。
- ワゴン販売:販売員が客席を巡回し、飲み物や軽食を直接販売する方式。
- モバイルオーダー:座席に設置されたQRコードなどから注文し、係員が商品を届ける方式。
特に東日本エリアでは、JR東日本グループの株式会社JR東日本サービスクリエーションが車内販売を担当している。同社の公式案内には、東北・山形・秋田・上越・北陸新幹線などが掲載されている。ただし、路線全体で営業しているわけではない。
東北新幹線:はやぶさなどの一部列車
東北新幹線では、東京~新青森間を走る「はやぶさ」などの一部列車でワゴン販売を利用できる。
JR東日本サービスクリエーションが公開する2026年3月14日改正の営業列車一覧には、列車番号ごとの営業区間・時刻が掲載されている。
同じ「はやぶさ」でも、すべての便が同じサービス内容ではない。早朝や夜間の列車、運行区間によって取り扱いが異なるため、列車番号まで確認したい。
上越新幹線:ときの一部列車
上越新幹線では「とき」の一部列車で車内販売が行われている。
新潟方面への旅行では、地域の特産品や軽食を車内で購入できるのが魅力だ。
ただし、すべての「とき」で同じ商品を扱っているわけではない。営業列車一覧では、東京発・新潟発それぞれの列車が掲載されているため、往復で利用する場合も別々に確認する必要がある。
北陸新幹線:かがやき・はくたかの一部列車
北陸新幹線では、「かがやき」「はくたか」の一部列車で車内販売を実施している。
JR西日本の公式案内では、ソフトドリンク、菓子、アルコール類、おつまみ類が販売商品として紹介されている。
一方、「つるぎ」「あさま」や、「かがやき」「はくたか」の一部列車では車内販売がない。敦賀~金沢間についても、JR東日本サービスクリエーションの営業列車一覧では土休日のみの営業とされる区間がある。
東海道新幹線:ワゴン販売は終了、グリーン車は注文可能
東海道新幹線では、2023年10月31日をもって「のぞみ」「ひかり」のワゴン販売が終了した。
現在は「のぞみ」「ひかり」のグリーン車でモバイルオーダーを利用できる。普通車では利用できず、「こだま」も対象外となる。
2026年10月には新たな上級クラス「Supreme Class」も登場しており、車内での飲食サービスは座席クラスによってさらに細分化されている。
山陽新幹線:2026年10月1日からモバイルオーダーへ
山陽新幹線では、2026年9月末まで16両編成の「のぞみ」「ひかり」のグリーン車でワゴン販売が行われていた。
しかし、2026年10月1日からワゴン販売が終了し、モバイルオーダー方式に変更された。
現在の対象は、新大阪~博多間を走る16両編成の「のぞみ」「ひかり」のグリーン車(8~10号車)およびSupreme Classだ。
姫路駅・西明石駅が始発または終着となる列車は対象外。「みずほ」「さくら」「こだま」「つばめ」も利用できない。
路線別の車内販売・モバイルオーダー比較表
| 路線 | 対象列車の例 | 2026年10月の販売方式 |
|---|---|---|
| 東北新幹線 | はやぶさの一部 | ワゴン販売 |
| 秋田新幹線 | こまちの一部 | ワゴン販売 |
| 上越新幹線 | ときの一部 | ワゴン販売 |
| 北陸新幹線 | かがやき・はくたかの一部 | ワゴン販売 |
| 東海道新幹線 | のぞみ・ひかりの対象グリーン車 | モバイルオーダー |
| 山陽新幹線 | 16両編成ののぞみ・ひかりの対象グリーン車 | モバイルオーダー |
【新幹線車内販売のメニュー】何が買える?料金はいくら?
車内販売の楽しみといえば、コーヒーやアイスクリーム、地域限定のお菓子などだ。
2026年10月のJR東日本サービスクリエーションのメニューを見ると、一般的な飲料・菓子だけでなく、沿線地域の特色を生かした商品も販売されている。
東北・上越・北陸新幹線のメニューと料金
JR東日本サービスクリエーションの2026年10月1日現在の掲載価格(税込)
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| ホットコーヒー | 400円 |
| タリーズJR東日本新幹線ブレンド | 500円 |
| プレミアムアイスクリーム(バニラ) | 420円 |
| ミネラルウォーター | 180円 |
| 緑茶 | 230円 |
| コカ・コーラ | 220円 |
| カフェラテ | 190円 |
| ビール | 330円~ |
地域色の強い商品も見逃せない。
例えば、2026年10月の掲載メニューには次のような商品がある。
- しょっつるナッツ:460円
- 米沢牛クランチ:1,200円
- 羽二重風呂敷:900円
- ミルクドーナツ:350円
- POKEIMO:720円
- 信州味噌タンタン麺風ポテト:420円
秋田の魚醤を使った商品や、米沢牛をイメージした菓子、福井の伝統織物を模した風呂敷など、単なる移動中の買い物にとどまらないラインナップになっている。
ただし、これらの商品が全路線・全列車で購入できるわけではない。商品ごとに取り扱い路線が異なり、売り切れや販売数量の変更もある。
東海道新幹線のモバイルオーダーメニュー
東海道新幹線のモバイルオーダーでは、コーヒー、ソフトドリンク、アルコール、おつまみ、菓子、アイスクリームなどを注文できる。
2026年10月の公式掲載価格から代表例を挙げると、次のとおりだ。
| 商品 | 価格(税込) |
|---|---|
| レギュラーコーヒー | 480円 |
| アイスコーヒー | 470円 |
| ウィルキンソン炭酸水 | 180円 |
| 富士ミネラルウォーター | 200円 |
| スーパードライ350ml | 370円 |
| ザ・プレミアム・モルツ350ml | 400円 |
| ごろごろりんごパイ | 280円 |
| バニラアイスクリーム | 420円 |
特に注意したいのは、車両によって購入できる商品が異なることだ。
例えば、Supreme Class搭載車では、通常のグリーン車と異なるコーヒーや限定商品が用意されている。さらに、商品によっては特定の始発駅・発着駅の列車で販売されない場合もある。
つまり、公式メニューに商品が掲載されていても、乗車する列車で必ず購入できるとは限らない。
山陽新幹線では何が買える?
山陽新幹線でも、モバイルオーダーを通じて飲み物、お菓子、おつまみなどを注文できる。
また、2026年10月1日以降、グリーン車のおしぼりは一律配布から希望者が注文する方式に変更された。モバイルオーダーから申し込めば無料で受け取れる。
【支払い方法を比較】現金・クレジットカード・交通系ICは使える?
新幹線の車内販売では、支払い方法も路線によって異なる。
特に、ワゴン販売とモバイルオーダーを同じ決済システムだと思い込まないことが大切だ。
JR東日本のワゴン販売で使える支払い方法
JR東日本サービスクリエーションの公式案内によると、新幹線・特急列車の車内販売で利用できる支払い方法は次のとおり。
- 現金
- クレジットカード
- 交通系電子マネー
- びゅう商品券
一方、PayPayなどのバーコード決済は対象外となっている。交通系電子マネーについてはSuicaなどが利用できるが、PiTaPaは対象外だ。
東海道新幹線のモバイルオーダーで使える支払い方法
東海道新幹線では、モバイルオーダーの決済方法が拡充されている。
2026年10月現在、利用可能な決済方法は以下の4種類。
| 決済方法 | 対応状況 |
|---|---|
| 現金 | 利用可能 |
| クレジットカード | 利用可能 |
| 交通系電子マネー | 利用可能 |
| QRコード・バーコード決済 | 利用可能 |
QRコード・バーコード決済には、PayPay、楽天ペイ、d払い、メルペイ、au PAY、Alipay+、WeChat Payなどが含まれる。
山陽新幹線の決済は?
山陽新幹線の公式案内では、モバイルオーダーの注文方法や対象列車、商品の受け取り方法が説明されている。
ただし、公開されている案内ページには決済手段の詳細な一覧が掲載されていない。東海道新幹線と同じ決済方法がすべて使えると決めつけず、乗車後の注文画面で確認するのが確実だ。
【なぜ車内販売は終了した?】ワゴン販売からモバイルオーダーへの転換
新幹線の車内販売が縮小した背景には、単純な売上の問題だけではなく、駅の販売環境や乗客の行動、鉄道会社の労働力確保など複数の事情がある。
東海道新幹線は2023年10月31日にワゴン販売を終了
JR東海は2023年8月8日の公式発表で、「のぞみ」「ひかり」の全号車で実施していた車内ワゴン販売を終了すると発表した。
終了日は2023年10月31日。翌11月1日から新しい車内サービスへ移行した。
JR東海が発表した主な理由は次の4点だ。
1. 駅周辺店舗の商品ラインナップが充実してきたこと。
2. 飲食物を車内へ持ち込む乗客が増えたこと。
3. 静かな車内環境を求める意見があったこと。
4. 将来的な労働力不足への対応が必要だったこと。
ワゴン販売は、販売員が車内を巡回し、乗客がその場で商品を選べる利便性を持つ。一方、列車の走行中にワゴンを押して各車両を巡回するには、人員と時間が必要になる。
駅構内の店舗や自動販売機で乗車前に商品を購入できる環境が整えば、車内での販売方法を見直す余地も生まれる。
山陽新幹線も2026年10月から方式を変更
山陽新幹線では、普通車のワゴン販売が2024年3月15日で終了し、16両編成の「のぞみ」「ひかり」のグリーン車ではサービスが継続していた。
その後、2026年10月1日にワゴン販売からモバイルオーダーへ移行した。
この変更は、東海道・山陽新幹線に導入された新たな上級クラス「Supreme Class」と同じタイミングで行われた。
2026年10月1日にはSupreme Classも誕生
2026年10月1日には、グリーン車より上位の座席クラスとして「Supreme Class」が登場した。
個室タイプの「Cabin」は7号車と10号車に設置され、7号車は2名利用可能、10号車は1名利用の仕様となっている。
「のぞみ」「ひかり」のSupreme Classでは、飲み物とお菓子の無料ウェルカムサービスに加え、有料のモバイルオーダーを利用できる。
さらに、専用タブレットを使った注文や、沿線地域に関連した限定商品も用意されている。
こうした変化を見ると、車内販売は単純に消滅しているのではなく、座席クラスや乗客の利用目的に合わせて再編されていることが分かる。
【ワゴン販売とモバイルオーダーを比較】使いやすいのはどっち?
両者は同じ車内販売でも、利用する側の体験がかなり異なる。
ワゴン販売
東北・上越・北陸などの一部列車
- 商品を直接見て選べる
- スマートフォン操作が不要
- 販売員の巡回を待つ必要がある
モバイルオーダー
東海道・山陽の対象座席
- 座席から注文できる
- 商品を選んで注文できる
- 通信環境や提供時間に注意が必要
グリーン車のモバイルオーダーの仕組み
東海道新幹線の場合、利用手順は次のようになる。
1. グリーン車の座席に設置されたQRコードをスマートフォンで読み取る。
2. モバイルオーダーの画面を開く。
3. 商品を選択して注文する。
4. 決済を行う。
5. パーサーが座席まで商品を届ける。
Supreme Classでは専用タブレットから注文する方式も用意されている。
ただし、注文した商品がすぐに届くとは限らない。注文時間や車内の状況によっては待ち時間が発生し、降車駅までに商品が届かない場合もある。
また、東海道新幹線では事前注文や事前決済に対応していない。乗車後にサービスを利用する仕組みだ。
どんな人に向いている?
ワゴン販売が向いている人
- 商品を実際に見ながら選びたい人
- スマートフォンを使わずに買い物したい人
- 地域限定のお菓子や飲み物を楽しみたい人
モバイルオーダーが向いている人
- 座席から移動せず注文したい人
- グリーン車やSupreme Classを利用する人
- 注文内容を画面で確認して購入したい人
一方、普通車での移動中に飲食物を確実に購入したい人や、スマートフォンの操作・通信環境に不安がある人は、駅で事前に購入しておく方が安心だ。
【プロの結論】車内販売は「路線」ではなく「列車番号と座席」で判断する
新幹線車内販売を調べる際、最も避けたい勘違いは「この路線には販売があるから、自分の乗る列車でも買える」という思い込みだ。
東北・上越・北陸新幹線では同じ路線でも対象列車が限定される。東海道・山陽新幹線では、列車名だけでなくグリーン車かどうか、16両編成かどうかなどの条件も関係する。
特に2026年10月は山陽新幹線のワゴン販売終了とSupreme Classの導入が重なった節目だ。
車内で飲食物を購入することを旅の楽しみにしているなら、次の順番で確認するのが合理的だ。
1. 乗車する列車名と列車番号を確認する。
2. 販売対象区間を確認する。
3. グリーン車・普通車など座席クラスを確認する。
4. 最新のメニューと支払い方法を確認する。
5. 必要な飲食物は乗車前にも用意しておく。
【新幹線車内販売】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、新幹線の車内販売は完全になくなった?
A1:完全にはなくなっていない。東北・上越・北陸新幹線などでは一部列車でワゴン販売が続いている。東海道・山陽新幹線では、対象となるグリーン車やSupreme Classでモバイルオーダーを利用できる。
Q2:東海道新幹線の普通車でも車内販売を利用できる?
A2:東海道新幹線の普通車では、モバイルオーダーを利用できない。対象は「のぞみ」「ひかり」のグリーン車と、条件を満たすSupreme Class。普通車で飲食物を購入したい場合は、駅で事前に用意するのがおすすめだ。
Q3:山陽新幹線の車内販売はいつ終了した?
A3:ワゴン販売は2026年9月30日をもって終了し、2026年10月1日から対象列車のグリーン車などでモバイルオーダーが始まった。対象は16両編成の「のぞみ」「ひかり」で、列車・区間による制限がある。
Q4:新幹線の車内販売ではSuicaやクレジットカードが使える?
A4:JR東日本サービスクリエーションのワゴン販売では、現金、クレジットカード、交通系電子マネーなどが使える。東海道新幹線のモバイルオーダーでも、現金、クレジットカード、交通系電子マネー、QRコード・バーコード決済に対応している。
Q5:新幹線の車内販売で人気のアイスクリームはいくら?
A5:JR東日本サービスクリエーションの2026年10月掲載メニューでは、プレミアムアイスクリームのバニラが420円(税込)。東海道新幹線のモバイルオーダーでも、バニラアイスクリームが420円(税込)で掲載されている。取り扱い列車や在庫によって購入できない場合がある。
まとめ:新幹線の車内販売は2026年も利用可能!乗車前の確認が大切
2026年10月現在、新幹線の車内販売は一部路線・列車で継続している。ただし、東海道新幹線では2023年にワゴン販売が終了し、山陽新幹線でも2026年10月1日にモバイルオーダーへ移行した。

一方、東北・上越・北陸新幹線では、JR東日本サービスクリエーションによるワゴン販売が一部列車で続いており、地域の特色を生かした商品も楽しめる。
今後の車内サービスを考えるうえで注目したいのは、ワゴン販売の有無だけではなく、乗客がどの座席でどのようなサービスを受けられるかという点だ。モバイルオーダーやSupreme Classの登場によって、新幹線の飲食サービスは新しい形へと変わりつつある。
確実に飲食物を用意したい場合は乗車前の購入を基本とし、車内販売を楽しみたい場合は、JR各社の最新の対象列車一覧とメニューを確認してから乗車したい。
主な参考資料・公式情報
- JR東日本サービスクリエーション「車内販売営業列車一覧」「車内販売のご案内」(2026年10月掲載情報)
- JR東日本サービスクリエーション「お問い合わせ・よくいただくご質問」
- JR東海「東海道新幹線の新しい車内サービスの展開について」(2023年8月8日)
- JR東海・JR西日本「東海道・山陽新幹線におけるSupreme Classの導入について」(2026年6月17日)
- JRおでかけネット「車内販売のご案内」
- JR東海リテイリング・プラス「モバイルオーダーサービス」
記事基準日:2026年10月30日 (出典: 新幹線 車内 販売(Yahoo!ニュース))