次の冬季オリンピックはどこ?2030年フランスアルプス大会の日程・会場を徹底解説
次の冬季オリンピックは、2030年にフランスアルプス地方で開催される「フランスアルプス2030冬季オリンピック」です。2026年のミラノ・コルティナ冬季大会に続く第26回大会で、開催期間は2030年2月1日〜17日に決定しています。国際オリンピック委員会(IOC)が2024年7月24日に開催地を正式決定し、フランスが冬季大会を開催するのは1992年のアルベールビル大会以来となります。
今回の大会は、フランスアルプスの山岳地域を中心に、リヨンや周辺の競技施設、さらにスピードスケートではオランダの会場も活用する広域開催が特徴です。2026年には競技会場の配置や競技種目にも大きな変更が加えられ、男女平等を初めて実現する冬季オリンピックとしても注目されています。開催地の決定経緯から最新の会場計画、競技種目、2034年のソルトレークシティー大会との違いまで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 次の開催地:2030年冬季オリンピックはフランスアルプス地方で開催される。
- 開催日程:2030年2月1日〜17日。パラリンピックは3月1日〜10日の予定。
- 開催地域:リヨン、オート=サヴォワ、サヴォワ、ブリアンソネ地域などが競技の中心となる。
- 最新の競技計画:スキーマウンテニアリングやフリーライドなどが加わり、男女の選手枠をほぼ同数とする。
- 次の次の大会:2034年はアメリカのソルトレークシティー・ユタ州で開催される。
【開催地を速報解説】次の冬季オリンピックはフランスアルプス!2030年の日程も決定
2026年10月現在、次の冬季オリンピックの開催地はフランスアルプスです。大会の正式な呼称は「French Alps 2030」または「Alpes 2030」。フランス南東部のアルプス山脈に広がる地域を舞台に、世界各国の選手が冬季競技で競い合います。
2030年冬季オリンピックの開催日程
Alpes 2030大会組織委員会の公式発表によると、オリンピックとパラリンピックの日程は次のとおりです。
- 冬季オリンピック:2030年2月1日〜17日
- 冬季パラリンピック:2030年3月1日〜10日
冬季オリンピックは17日間の日程で実施され、その後、パラリンピックが3月に開催される計画です。
なお、開催期間が決定していることと、各競技の具体的な実施日程が確定していることは別です。競技ごとの開始時刻や決勝日、開会式・閉会式の詳細については、今後発表される競技スケジュールを確認する必要があります。
2026年ミラノ・コルティナ大会との関係
2026年の冬季オリンピックは、イタリアのミラノとコルティナ・ダンペッツォを中心に、2月6日〜22日の日程で開催されました。
その次にあたるのが2030年のフランスアルプス大会です。冬季オリンピックは原則4年ごとに開催されるため、2026年から2030年へと開催地が引き継がれます。
開催地を整理すると、2026年はイタリア、2030年はフランス、2034年はアメリカという順番になります。
【IOCの正式決定】フランスアルプス2030が開催地に選ばれた理由と歴史
フランスアルプスが2030年冬季オリンピックの開催地に決まったのは、2024年7月24日です。
パリで開催された第142回国際オリンピック委員会(IOC)総会で開催地選定の投票が行われ、フランスアルプスは有効投票88票のうち賛成84票、反対4票を獲得しました。
同じ日には2034年大会の開催地も決定しています。ソルトレークシティー・ユタ州は有効投票89票のうち賛成83票、反対6票で選ばれました。
開催地選定の背景にあるIOCの新しい方式
今回の選定で注目したいのは、IOCが採用する開催地選定方式です。
IOCは2019年から開催地選定における対話方式を本格的に導入しました。従来のように複数の都市が一斉に招致活動を展開して投票で競うだけではなく、候補地域とIOCが継続的に対話し、財政、会場計画、環境対策、開催能力などを詳しく検討する仕組みです。
2030年大会については、2023年11月29日にフランスとアメリカ・ユタ州が優先的な対話の対象となり、2024年6月12日にIOC理事会が両地域を総会での選定候補として推薦しました。
そして同年7月24日、フランスアルプスとソルトレークシティー・ユタ州の両方が、それぞれ2030年と2034年の開催地に選ばれました。
フランスで冬季オリンピックが開催されるのは何回目?
フランスは冬季スポーツの歴史が深い国です。過去には次の3大会を開催しています。
- 1924年:シャモニー大会
- 1968年:グルノーブル大会
- 1992年:アルベールビル大会
1924年のシャモニー大会は、冬季オリンピックの第1回大会として歴史に刻まれています。当初はパリ1924大会に関連する国際冬季スポーツ週間として開催され、1926年に第1回冬季オリンピックとして正式に認定されました。
1968年のグルノーブル大会では、フランスのアルペンスキー選手ジャン=クロード・キリーが3つの金メダルを獲得。1992年のアルベールビル大会では、フランスの山岳地域が持つ競技施設や観光資源が世界に紹介されました。
2030年大会は、こうした歴史を引き継ぐフランス開催4回目の冬季オリンピックとなります。フランスにとっては、シャモニー大会から106年後に再びアルプスを世界的な冬季スポーツの舞台にする機会です。
【会場マップを整理】フランスアルプス2030の開催地域と競技会場一覧
2030年大会を理解するうえで重要なのが、開催地が単独の都市ではないという点です。
大会はフランス南東部の広い地域にまたがって実施され、山岳競技と氷上競技をそれぞれ適した既存施設や会場に振り分けます。IOCと大会組織委員会による2026年の会場計画見直しを経て、主要競技の配置が具体化しました。
リヨン・ニース構想からリヨン中心の氷上競技配置へ
当初の招致構想では、ニースを氷上競技の主要開催地域とする案が示されていました。地中海沿岸のニースとアルプスの山岳地域を組み合わせる構想です。
しかし、2026年6月、IOC理事会はカーリング、フィギュアスケート、アイスホッケー、ショートトラックなどの氷上競技をリヨンに移す計画を承認しました。これにより、当初のニース中心の構想から、リヨンを中心とする配置へと変更されています。
さらに同年9月16日には、IOC調整委員会がリヨンの氷上競技会場と、クールシュヴェル、ヴァル・ディゼールのアルペンスキー会場の競技配分を確認しました。
競技会場と開催地域の関係一覧
2026年10月時点の大会公式会場情報とIOC調整委員会の発表を整理すると、主要な開催地域と競技の関係は次のとおりです。
| 開催地域・クラスター | 主な会場 | 主な競技・役割 |
|---|---|---|
| リヨン都市圏 | アリーナ・ドゥ・リヨン、アール・トニー・ガルニエ、シャシューの展示施設 | アイスホッケー、カーリング、フィギュアスケート、ショートトラック |
| オート=サヴォワ | ル・グラン・ボルナン、ラ・クリュサ | バイアスロン、クロスカントリースキー |
| サヴォワ | ラ・プラーニュ、クールシュヴェル、ヴァル・ディゼール | ボブスレー、リュージュ、スケルトン、スキージャンプ、アルペンスキー |
| ブリアンソネ地域 | セール・シュヴァリエ、モンジュネーヴル | フリースタイルスキー、スノーボード、スキーマウンテニアリング |
| オランダ・ヘーレンフェーン | ティアルフ(Thialf) | スピードスケート |
注目会場1:リヨンは氷上競技の中心地
リヨンでは、複数の既存施設を活用して氷上競技を開催する計画です。
アイスホッケーはデシーヌ=シャルピューのアリーナと歴史あるアール・トニー・ガルニエが会場となります。カーリング、フィギュアスケート、ショートトラックはシャシューの展示施設で実施する計画です。
また、リヨン都市圏のオラン=ピエール=ベニットでは、進行中の住宅開発プロジェクトを活用した選手村も計画されています。大会終了後の地域再開発につなげる狙いがあります。
注目会場2:クールシュヴェルとヴァル・ディゼール
フランスを代表するスキーリゾートとして知られるクールシュヴェルとヴァル・ディゼールは、アルペンスキーの主要会場です。
IOC調整委員会の2026年9月の確認では、クールシュヴェルが滑降とスーパー大回転などの高速系種目、ヴァル・ディゼールが大回転と回転などの技術系種目を担当します。男女のチーム複合もクールシュヴェルで実施する計画です。
注目会場3:オランダのスピードスケート会場
意外に思われるかもしれませんが、2030年大会のスピードスケートはフランス国内ではなく、オランダのヘーレンフェーンにあるティアルフを使用する計画です。
フランス国内に国際大会に対応する既存のスピードスケート施設がないため、新たな競技施設を建設するよりも、実績のある国外施設を利用する方針が採られました。
これは、施設建設費や大会終了後の維持管理費を抑え、既存施設を最大限活用するというAlpes 2030の考え方を象徴する事例です。

【2030年冬季五輪の競技種目】新種目と男女平等への大きな変更
2030年大会では、競技プログラムにも大きな変化があります。
IOCは2026年に競技種目や種別、実施種目の見直しを進め、7月7日に発表した競技プログラムでは、男女平等の実現と新しい競技の導入が大きな柱となりました。
冬季オリンピック史上初の男女平等を実現
IOCの発表によると、Alpes 2030では選手枠3,046人、男女それぞれ約50%の構成を実現する計画です。
内訳は女性選手1,525人、男性選手1,521人。実施種目は合計126種目で、女性種目56、男性種目55、混合種目15となっています。
これまで冬季オリンピックでは、競技種目や選手枠に男女間の差がありました。2030年大会は、冬季大会の歴史で初めて選手枠の男女平等を実現する大会として位置づけられています。
新たに加わる注目競技・種目
今回の競技プログラムでは、フリーライドとフィギュアスケートのシンクロナイズド競技「シンクロ9」がオリンピックの舞台に初登場します。
- フリーライド:スキーとスノーボードの種目が新たに加わる。
- シンクロ9:フィギュアスケートの団体競技として導入される。
- スキーマウンテニアリング:個人種目とスプリント、混合リレーなどを実施する。
特にスキーマウンテニアリングは、山を登る動作と滑降を組み合わせた競技です。フランスアルプス2030の大会組織委員会が追加競技として提案し、2026年6月の第146回IOC総会で採用されました。
開催地域の自然環境と競技特性が結びついた種目であり、アルプス開催ならではの特色を生み出すと期待されています。
一方でノルディック複合は2030年大会から外れる
今回の見直しでは、競技の追加だけでなく、削除も行われました。
IOCはノルディック複合を2030年大会の競技プログラムに採用しないことを決定しています。過去の大会における視聴者の関心、競技の普及状況、参加国の広がりなどを評価した結果です。
一方、スノーボードのパラレル大回転は継続されます。
こうした変更は、冬季オリンピックの競技構成が固定されているわけではなく、国際的な普及状況や競技の魅力、男女平等、開催コストなどを踏まえて見直されていることを示しています。
【2030年と2034年を比較】次の次の冬季オリンピックはアメリカ開催
次の冬季オリンピックがフランスアルプスであることを確認したら、その次の開催地も押さえておきたいところです。
2030年の次に開催される冬季オリンピックは、2034年のソルトレークシティー・ユタ大会です。アメリカのユタ州が開催地域となります。
2030年・2034年大会の違い
- 2030年:フランスアルプス地方。開催期間は2月1日〜17日。
- 2034年:アメリカのソルトレークシティー・ユタ州。開催期間は2月10日〜26日。
IOCの公式資料によると、2034年大会は2002年のソルトレークシティー大会以来、32年ぶりに同地域へ冬季オリンピックが戻る大会となります。
ユタ州には2002年大会で使用された競技施設が残されており、2034年大会でも既存施設を再活用する方針が示されています。
開催地を間違えやすいポイント
冬季オリンピックの開催地について、よくある混同を整理します。
- 2030年はフランスのパリではない:開催地域はフランスアルプスであり、パリ開催ではない。
- 2030年はニース単独開催ではない:氷上競技の当初構想はニースからリヨンへ変更された。
- 2030年と2034年は別の大会:フランスが2030年、アメリカが2034年を担当する。
- 2034年はロサンゼルスではない:ロサンゼルスは2028年夏季オリンピックの開催地である。
夏季大会と冬季大会を混同しないことも大切です。2028年のロサンゼルス大会、2030年のフランスアルプス大会、2032年のブリスベン大会、2034年のユタ大会という順番で開催されます。
【2026年最新動向】大会準備の進捗と今後の注目ポイント
開催地と日程が決まった2030年大会ですが、実際の大会運営に向けては組織づくりや会場整備、地域との調整が続いています。
2025年に大会組織委員会が発足
フランスアルプス2030の大会組織委員会は、2025年2月18日に設立されました。
フランス政府、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏、フランスオリンピック・スポーツ委員会、フランスパラリンピック・スポーツ委員会などが関係しています。
また、IOC、フランス国内の関係機関、開催地域の自治体などが協力し、競技運営や施設計画、予算管理を進めています。
2026年9月には主要会場の競技配分が具体化
2026年9月16日、IOC調整委員会はリヨンの氷上競技会場と、クールシュヴェル、ヴァル・ディゼールのアルペンスキー競技会場の配置を確認しました。
これにより、2026年6月に承認された会場計画のうち、主要な競技会場の割り当てが具体化しました。大会組織委員会は今後、地域住民との意見交換や運営計画、チケット販売の原則、式典会場などの検討を進める段階に入っています。
2026年10月には組織委員会の新会長が決定
2026年10月29日には、大会組織委員会の会長にフランスの実業家ジェフロワ・ルー・ド・ベジュー氏が任命されたとロイター通信が報じました。
同氏はフランスの経営者団体MEDEFの元会長で、2018年から2023年まで同団体を率いた人物です。パリ2024大会や2023年ラグビーワールドカップの運営組織でも理事を務めた経験があります。
前会長のエドガー・グロスピロン氏が2026年9月に退任し、暫定的にビンセント・ロベルティ氏が会長職を担っていました。今回の人事は、大会運営や組織統治をめぐる緊張が続いたなかでの体制再編です。
開催地の変更を意味するものではありませんが、会場計画を実際の運営に移すためには、組織の安定と関係者間の連携が欠かせません。
今後の大きな課題は環境対策と既存施設の活用
アルプス地域で冬季オリンピックを開催する場合、雪の確保や気候変動への対応は避けて通れない課題です。
大会組織委員会も、気候変動がアルプスの谷や山岳地域の将来にとって大きな課題であることを認識し、持続可能な大会づくりを掲げています。
また、新しい競技施設を大量に建設するのではなく、既存のスキーリゾートや競技会場を活用し、必要に応じて国外の施設も利用する方針です。
競技の質を確保しながら、建設費、運営費、大会後の施設維持費を抑えられるか。2030年大会の評価を左右する重要なポイントになります。
【次の冬季オリンピックはどこに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:次の冬季オリンピックはどこで開催されますか?
A1:2030年にフランスアルプス地方で開催されます。正式名称はフランスアルプス2030(Alpes 2030)で、2024年7月24日にIOC総会で開催地として選ばれました。
Q2:2030年冬季オリンピックはいつからいつまでですか?
A2:2030年2月1日〜17日の17日間です。冬季パラリンピックは2030年3月1日〜10日に開催される予定です。
Q3:2030年冬季オリンピックはフランスのどの都市で開催されますか?
A3:単独の都市ではなく、フランスアルプスの広域地域で開催されます。リヨン、ル・グラン・ボルナン、ラ・クリュサ、ラ・プラーニュ、クールシュヴェル、ヴァル・ディゼール、セール・シュヴァリエ、モンジュネーヴルなどが主要な開催地です。
Q4:2030年大会の氷上競技はニースで開催されますか?
A4:当初はニースを氷上競技の開催地域とする構想がありましたが、2026年6月にIOC理事会がリヨンへの移転を承認しました。9月にはリヨンの競技会場の配置も確認されています。
Q5:2030年冬季オリンピックで新しく採用される競技は何ですか?
A5:スキーマウンテニアリングが追加競技として採用されました。また、フリーライドやフィギュアスケートのシンクロ9も新たにオリンピックの競技プログラムに加わります。一方、ノルディック複合は2030年大会のプログラムから外れます。
Q6:2034年の冬季オリンピックはどこで開催されますか?
A6:アメリカのソルトレークシティー・ユタ州です。開催期間は2034年2月10日〜26日で、2002年大会以来、同地域で32年ぶりに冬季オリンピックが開催されます。
Q7:フランスで冬季オリンピックが開催されるのは何回目ですか?
A7:2030年大会で4回目です。過去には1924年のシャモニー、1968年のグルノーブル、1992年のアルベールビルで開催されています。
まとめ:次の冬季オリンピックは2030年のフランスアルプス大会
次の冬季オリンピックは、2030年2月1日〜17日に開催されるフランスアルプス大会です。2026年のミラノ・コルティナ大会に続く開催地として、IOCが2024年7月24日に正式決定しました。
開催地域はリヨン、オート=サヴォワ、サヴォワ、ブリアンソネ地域などに広がり、氷上競技はリヨン、山岳競技はアルプスの既存施設を中心に実施されます。スピードスケートではオランダのティアルフを活用する計画も特徴的です。
競技面ではスキーマウンテニアリングやフリーライドなどの新しい種目が加わり、冬季オリンピック史上初の男女平等を実現する大会としても注目されています。
一方、気候変動への対応、会場の持続可能性、組織運営の安定など、開催までに解決すべき課題も残されています。
今後の情報を追う際は、開催地や開催日だけでなく、IOCによる競技プログラムの更新、大会組織委員会による会場・運営計画の発表にも注目してください。2030年のフランスアルプス大会は、冬季オリンピックの歴史と今後の開催モデルを考えるうえでも重要な大会となりそうです。
(出典: 次 の 冬季 オリンピック は どこ(Yahoo!ニュース))