【2026年最新】プロ野球12球団の戦力外通告・発表日・対象選手一覧
2026年の戦力外通告は、9月28日の楽天を皮切りに、各球団で段階的に発表された。10月29日までの集計では、対象選手は合計164人。さらに10月30日には西武が中村祐太投手への通告を発表し、確認できる対象者は少なくとも165人となった。
ここで注意したいのは、戦力外通告、自由契約、育成契約への切り替えが同じ意味ではないことだ。以下は各球団の主な発表対象と守備位置を整理した一覧である。
人数は10月29日までの集計を基準に、10月30日の西武・中村祐太を追加。自由契約を含み、現役引退は別区分。
※育成選手を含む。表は主な対象選手の抜粋であり、球団発表の全選手を列挙したものではない。人数は10月29日までの報道集計を基礎にした編集部集計。
球団別に見る2026年の特徴
巨人:22人で12球団最多
10月28日時点の集計で最多だったのが巨人だ。支配下選手と育成選手を合わせて22人という大規模な編成変更となった。
浅野翔吾外野手や北浦竜次投手らには育成契約の打診が報じられており、単純に全員が球団を離れるわけではない。
ソフトバンク:育成を含めた大規模な入れ替え
10月26日には14人を一度に発表。10月29日には緒方理貢外野手も加わり、対象は19人となった。
選手層の厚い球団では、一軍で実績を残す機会が限られることもある。育成選手を含めた競争環境の再編が、今回の大きな特徴だ。
DeNA:育成再契約を前提とする選手も
大貫晋一投手、橋本達弥投手、益子京右捕手、東妻純平捕手らには育成契約の打診が報じられた。
支配下登録から外れることと、球団との関係が完全に終了することは別問題である。
楽天:10月29日に6人を追加発表
渡辺翔太投手、古賀康誠投手、石原彪捕手、大栄利哉捕手、入江大樹内野手、金子京介内野手の6人が追加された。
高卒1年目の大栄利哉捕手も含まれ、若手選手の契約動向にも注目が集まった。
【注目選手】西武・茶野篤政と佐々木健、阪神・島田海吏と豊田寛の去就
2026年の戦力外通告で、特に関心を集めているのが西武と阪神の選手たちだ。
球団内での役割や過去の実績、年齢、守備位置を考えると、今後どのような選択をするのかが気になる選手が並ぶ。
西武・茶野篤政は現役ドラフトを経て再び戦力外に
外野手・27歳/10月26日発表
2022年育成ドラフト4位でオリックスに入団。2025年12月の現役ドラフトで西武に移籍したが、2026年10月26日に来季契約を結ばない旨を通告された。
茶野選手のケースで注目したいのは、現役ドラフトによる移籍を経験した後、再び戦力外通告を受けたことだ。
現役ドラフトは出場機会を求める選手に新たな環境を与える制度だが、移籍後の活躍が必ずしも契約継続につながるわけではない。
今後は他球団による獲得調査や、独立リーグなどでの現役続行が選択肢になる。
西武・佐々木健は育成選手として通告
投手・30歳/10月26日発表
2020年ドラフト2位で西武に入団。2026年は育成選手として契約していた。今回、来季契約に関する通告を受けた。
佐々木投手については、支配下選手と育成選手の違いにも注目したい。
育成契約は支配下登録とは異なり、一軍公式戦に出場するには支配下への再登録が必要になる。育成から再び支配下を目指す道はあるものの、契約を継続できるかどうかは球団の判断に左右される。
阪神・島田海吏は外野手として新天地を探す可能性
外野手・30歳/10月19日発表
2017年ドラフト4位で阪神に入団。俊足を生かす外野手としてプレーしてきたが、2026年オフに来季契約を結ばない旨を通告された。
外野手の獲得を検討する球団にとっては、守備や走塁を含めた総合的な評価が判断材料となる。
打撃成績だけでなく、代走や守備固めとしての役割をどの程度担えるかも、新天地を探すうえでのポイントになる。
阪神・豊田寛も戦力外通告
外野手・29歳/10月19日発表
2021年ドラフト6位で阪神に入団。東海大相模、国際武道大、日立製作所を経てプロ入りした。
豊田選手も外野手として今後の進路が注目される一人だ。
島田選手と同じ外野手でも、選手の評価は一律ではない。打撃、守備、走塁、年齢、起用できるポジションなど、複数の条件が移籍先の判断に影響する。
【期限は10月30日】戦力外通告の第1次・第2次期間と発表スケジュール
プロ野球の戦力外通告には、球団が自由にいつでも通告できるというわけではなく、シーズン終了後の所定の期間が設けられている。
2026年のスケジュールは次のとおりだ。
第1次戦力外通告は9月28日から10月9日まで
2026年の第1次通告期間は、ファーム・リーグのレギュラーシーズン終了翌日の9月28日から10月9日まで。
10月9日はクライマックスシリーズのファーストステージ開幕前日にあたる。
ただし、ファーストステージで敗退した球団については、敗退翌日まで通告できる。移動日を伴う場合は翌々日までとなる。
第2次戦力外通告は10月30日が最終期限
第2次通告期間は、クライマックスシリーズ全日程終了翌日から10月30日まで。
この期間は、各球団が日本シリーズやポストシーズンの状況を踏まえながら、翌シーズンの編成を最終調整する段階でもある。
2026年の戦力外通告スケジュール
9月28日
第1次通告期間スタート。ファーム・リーグ終了翌日。
10月9日
第1次通告の基本期限。CSファーストステージ開幕前日。
10月19日〜29日
第2次期間に各球団の追加発表が集中。
10月30日
第2次戦力外通告の最終日。西武が中村祐太投手への通告を発表。
11月17日
12球団合同トライアウト2026開催予定。
10月30日に西武が発表した中村祐太の今後
2026年10月30日、西武は中村祐太投手に対して来季の契約を結ばない旨を通告したと発表した。
中村投手は今季23試合に登板し、1勝1敗、2ホールド、防御率1.88を記録している。
注目すべきなのは、戦力外通告後の進路について、本人が手術とリハビリに取り組む意向を示していることだ。
今季の数字だけを見れば一定の結果を残しているが、けがによる影響や今後の身体の状態も含めて、球団と選手それぞれの判断が必要になる。
この事例は、戦力外通告が必ずしも今季の成績だけで決まるものではないことを示している。
【違いを解説】戦力外通告・自由契約・退団・現役引退は何が違う?
戦力外通告のニュースを読む際、混同しやすいのが「自由契約」「退団」「現役引退」という言葉だ。
これらは似た場面で使われるが、意味はそれぞれ異なる。
戦力外通告とは
戦力外通告とは、球団が選手に対して翌シーズン以降の契約を結ばない意向を伝えること。
一般的には、契約期間の満了に伴う更新見送りを意味する。
通告を受けた選手は、次のような進路を検討する。
- 他球団への移籍
- 育成契約による再契約
- 独立リーグへの移籍
- 海外リーグへの挑戦
- 現役引退
つまり、戦力外通告を受けた時点で、必ずしも野球人生が終了するわけではない。
自由契約とは
自由契約は、選手と球団の契約が解除され、NPBで自由に他球団と選手契約を締結できる状態を指す。
日本野球機構(NPB)の野球協約第58条では、自由契約選手として公示された後、いずれの球団とも自由に選手契約を締結できる旨が定められている。
ここで押さえておきたいのが、自由契約とFA宣言は別の制度だということ。
FAは一定の登録日数などの条件を満たした選手が取得する権利を行使する制度であり、自由契約は契約解除に伴う選手の状態を表す。
退団と現役引退の違い
退団は、所属していた球団を離れることを意味する。
戦力外通告だけでなく、FA移籍、トレード、契約満了、本人の退団希望なども含まれる。
一方、現役引退はプロ野球選手としての競技生活を終える決断だ。
| 用語 | 意味 | 現役続行 |
|---|---|---|
| 戦力外通告 | 球団が契約更新をしない意向を伝える | 可能 |
| 自由契約 | 他球団と自由に契約できる状態 | 可能 |
| 退団 | 所属球団を離れること | 可能 |
| 現役引退 | プロ選手としての活動を終えること | 原則終了 |
例えば、戦力外通告を受けた選手が他球団に移籍すれば現役続行となる。
反対に、戦力外通告を受けたことを機に本人が引退を決断するケースもある。
戦力外通告=引退ではないという点は、2026年のニュースを理解するうえでも重要だ。
【戦力外になる理由】球団の仕組みと育成再契約・移籍の可能性
なぜ、実績のある選手や若手選手まで戦力外通告を受けるのだろうか。
その背景には、プロ野球球団ならではの編成事情がある。
戦力外通告が行われる主な理由
戦力外通告の背景は、大きく分けて次のような要素がある。
1. 成績と起用機会
一軍での出場機会が減り、二軍でも十分な結果を残せない場合、翌シーズンの契約が難しくなることがある。
ただし、単純な打率や防御率だけで判断されるわけではない。
2. けがやコンディション
けがによる長期離脱や、復帰までの見通しも編成に影響する。
中村祐太投手のように、今季一定の成績を残していても、手術やリハビリが今後の課題となるケースがある。
3. 若手選手との入れ替え
ドラフトで獲得した新人選手や、育成から昇格を目指す選手に出場機会を与えるため、既存選手の契約を見直す場合がある。
4. 球団の編成方針
投手と野手の人数配分、守備位置の重複、年齢構成、翌年の補強方針なども判断材料になる。
そのため、ベテランだけでなく、若手やドラフト上位選手が対象となる場合もある。
戦力外選手の育成再契約とは?
2026年の動きで見逃せないのが、支配下契約から育成契約への変更を前提とした通告だ。
DeNAでは大貫晋一投手や益子京右捕手、中日では松木平優太投手らに育成契約の打診が報じられている。
この仕組みには、球団と選手の双方にメリットがある。
- 球団:将来性のある選手を保有しながら、支配下枠を調整できる。
- 選手:所属球団で練習やリハビリを続け、支配下復帰を目指せる。
ただし、育成契約の打診と正式な再契約は別だ。実際に契約が締結されたかどうかは、球団の正式発表を確認する必要がある。
過去には戦力外から一軍で復活した選手も
戦力外通告を受けた選手が、別の環境で再び結果を残すケースは過去にも存在する。
代表的な例が、ソフトバンクの藤井皓哉投手だ。
広島から戦力外通告を受けた後、独立リーグの高知でプレー。その後ソフトバンクに育成選手として加入し、支配下登録を勝ち取った。
もう一人の例が加治屋蓮投手だ。
ソフトバンクから戦力外通告を受けた後、阪神に移籍。中継ぎとして一軍で活躍した。
こうした事例から分かるのは、球団の評価と選手の能力が必ずしも一致するわけではないということだ。
新しい球団で役割が明確になり、指導方法や起用法が変わることで、能力を発揮できる選手もいる。
戦力外選手が移籍先を探す方法
現役続行を希望する選手には、複数の選択肢がある。
1. NPB他球団による獲得調査を受ける。
2. 12球団合同トライアウトに参加する。
3. 独立リーグや海外リーグでプレーする。
4. 元所属球団と育成契約を結ぶ。
特に重要なのは、トライアウトだけが移籍の入り口ではないことだ。
球団が以前から選手の能力や状態を把握している場合、トライアウトを経ずに獲得を決めることもある。
現役続行を目指す選手にとっては、トライアウトの結果だけでなく、シーズン中からの評価や球団との交渉も大切になる。
【2026年11月17日開催】12球団合同トライアウトはバンテリンドーム ナゴヤ
2026年11月17日(火)
2026年の12球団合同トライアウトの開催会場。日本プロ野球選手会が主催する。
2026年の12球団合同トライアウトは、11月17日(火)にバンテリンドーム ナゴヤで開催される。
主催する日本プロ野球選手会が2026年8月24日に正式発表した。
エイブル トライアウト2026〜挑め、その先へ〜
2026年・火曜日
開催場所
バンテリンドーム ナゴヤ
シートバッティング開始
午後4時予定
予備日
なし
観戦方法などの詳細は主催者からの案内を確認したい。
合同トライアウトでは何をする?
トライアウトは、戦力外通告などを受けた選手が、他球団の関係者に自分の能力をアピールする機会だ。
主に投手は球速や制球力、変化球の精度などを示し、野手は打撃や守備、走塁などを披露する。
球団側は、選手の能力だけでなく、年齢、けがの状態、チーム事情、翌シーズンの補強ポイントなどを踏まえて評価する。
トライアウトに参加すれば移籍できる?
答えはNOだ。
トライアウトは入団試験のような側面を持つが、参加した全員に契約の機会が与えられるわけではない。
また、トライアウトを受験しなくても、他球団との交渉によって契約が決まる場合がある。
過去の復活例を見ても、独立リーグで実績を積んだ後にNPBへ戻るルートは存在する。
そのため、トライアウトは現役続行を目指す選手にとっての重要な選択肢の一つであって、唯一の道ではない。
2026年のトライアウトで注目したい選手
今後の参加表明や正式な参加者発表によって注目選手は変わるが、現役続行を希望する選手の動向には関心が集まる。
例えば、西武の茶野篤政や佐々木健、阪神の島田海吏や豊田寛などは、今後の進路が注目される選手だ。
ただし、これらの選手についてトライアウトへの参加が確定したという意味ではない。正式な参加者発表と本人の意向を確認する必要がある。
【プロ野球戦力外】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のプロ野球戦力外通告はいつまで?
第2次戦力外通告の最終期限は2026年10月30日。第1次は9月28日から10月9日までで、CSファーストステージ敗退球団には例外期間が設けられている。
Q2:2026年の戦力外通告は何人?
10月29日までの報道集計では12球団合計164人。10月30日に西武の中村祐太投手への通告が発表され、少なくとも165人となった。集計方法によって自由契約や引退選手の扱いが異なる点には注意したい。
Q3:戦力外通告を受けたら必ず引退する?
必ずしも引退するわけではない。他球団への移籍、育成契約、独立リーグ、海外リーグへの挑戦など、現役を続ける道がある。
Q4:戦力外通告と自由契約の違いは?
戦力外通告は球団から翌シーズン以降の契約を結ばない意向を伝えられること。自由契約は契約解除後にNPBで他球団と自由に契約できる状態を指す。
Q5:2026年の12球団合同トライアウトはいつ?
2026年11月17日(火)にバンテリンドーム ナゴヤで開催予定。午後4時からシートバッティング開始予定で、主催は日本プロ野球選手会。
Q6:育成再契約なら現役を続けられる?
球団と正式に育成契約を締結すれば現役続行が可能。ただし、支配下登録とは異なるため、一軍公式戦への出場には支配下登録への変更が必要となる。
Q7:戦力外通告を受けた選手は他球団に移籍できる?
可能。自由契約選手として公示された後は、NPBの他球団と契約できる。独立リーグや海外リーグへの移籍も選択肢となる。
まとめ:2026年の戦力外通告は選手の次の挑戦の始まり
2026年のプロ野球戦力外通告は、10月29日までに164人、10月30日の西武・中村祐太投手の追加発表を含めると少なくとも165人に達した。
巨人の22人、ソフトバンクの19人をはじめ、各球団が翌シーズンに向けて大規模な編成変更を進めている。
今回の動向で押さえておきたいポイントは次の4つだ。
- 第1次通告期間は9月28日から10月9日まで。
- 第2次通告の最終期限は10月30日。
- 戦力外通告と自由契約、退団、現役引退はそれぞれ異なる。
- 12球団合同トライアウトは11月17日にバンテリンドーム ナゴヤで開催予定。
特に注目したいのは、戦力外通告を受けた選手の今後だ。
茶野篤政、佐々木健、島田海吏、豊田寛をはじめ、2026年に通告を受けた選手たちがどのような決断を下すのか。育成再契約、他球団への移籍、独立リーグへの挑戦、現役引退など、その進路は一人ひとり異なる。
過去には戦力外通告から他球団で復活し、一軍の舞台で活躍した選手もいる。所属球団での契約終了が、選手としての価値の終わりを意味するわけではない。
2026年11月17日の合同トライアウトは、現役続行を目指す選手たちにとって大きな節目となる。 各球団の正式発表と選手本人のコメントを追いながら、2027年シーズンに向けた新たな移籍・契約動向にも注目したい。 (出典: プロ 野球 戦力 外(Yahoo!ニュース))