JRA女性騎手は現役6人!2026年最新成績とGⅠ・重賞記録を徹底解説
2026年10月30日現在、JRAで活躍する現役の日本人女性騎手は、永島まなみ、古川奈穂、今村聖奈、河原田菜々、小林美駒、谷原柚希の6人です。
2026年には今村聖奈騎手がオークス(優駿牝馬)を制し、日本人女性騎手として初めてGⅠを勝利。さらに小林美駒騎手が女性騎手史上最速のJRA通算100勝を達成しました。
本記事では、現役6人のプロフィール、2026年の年間勝利数と通算成績、重賞・GⅠ記録、藤田菜七子元騎手から続く歴代の歩みを紹介します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現役騎手:2026年10月時点でJRA所属の日本人女性騎手は6人。
- GⅠ記録:今村聖奈騎手が2026年5月24日のオークスを制し、日本人女性騎手初のGⅠ勝利を達成。
- 100勝記録:小林美駒騎手が8月29日に1302戦目で到達し、女性騎手史上最速記録を更新。
【2026年10月最新】JRA女性騎手の現役6人は誰?プロフィール一覧
現在のJRA女性騎手は、栗東所属の4人と美浦所属の2人で構成されています。デビュー年も2021年から2025年まで幅があり、若手から中堅へと成長する騎手がそろっています。
1. 永島まなみ(ながしま・まなみ)
所属:栗東/デビュー:2021年/JRA通算138勝
永島まなみ騎手は2021年デビュー。現役6人の中でJRA通算勝利数が最も多い騎手です。
2023年には年間50勝を挙げ、女性騎手としての年間最多勝記録で今村聖奈騎手に次ぐ成績を残しました。2024年にはアリスヴェリテとのコンビでマーメイドステークス(GⅢ)を制覇。JRA重賞を勝った女性騎手の一人です。
2026年は10月26日時点で年間9勝。通算成績だけでなく、重賞での経験も持つ現役組の中心的存在です。
2. 古川奈穂(ふるかわ・なほ)
所属:栗東/デビュー:2021年/JRA通算70勝
古川奈穂騎手は2021年にデビューした女性騎手です。矢作芳人厩舎に所属し、デビュー当初から注目を集めてきました。
2026年10月26日時点の年間成績は5勝。通算70勝に到達しています。
年間勝利数だけを見ると現役組の中では下位ですが、重賞への騎乗経験もあり、騎乗馬や出走機会を含めて評価する必要があります。通算勝利数を積み重ねながら、安定した騎乗を目指す騎手です。
3. 今村聖奈(いまむら・せいな)
所属:栗東/デビュー:2022年/JRA通算119勝
今村聖奈騎手は2022年デビュー。初年度から51勝という驚異的な成績を残し、新人女性騎手の年間最多勝記録を更新しました。
2022年7月3日のCBC賞ではテイエムスパーダに騎乗し、芝1200メートルの日本レコードとなる1分5秒8で優勝。JRA重賞初騎乗で初勝利を挙げたことも大きな話題になりました。
そして2026年5月24日、ジュウリョクピエロとのコンビで第87回オークスを制覇。日本人女性騎手として初めてJRAのGⅠを勝利し、クラシック競走も初制覇しました。
2026年10月26日時点では年間15勝、JRA通算119勝。GⅠタイトルを持つ現役女性騎手として、今後の活躍が期待されています。
4. 河原田菜々(かわはらだ・なな)
所属:栗東/デビュー:2023年/JRA通算46勝
河原田菜々騎手は2023年デビュー。渡辺薫彦厩舎に所属しています。
2026年は年間22勝を挙げ、現役女性騎手の年間成績で2位につけています。10月には1日3勝を記録するなど、秋の開催で存在感を強めました。
通算成績は46勝。2026年10月25日には新潟競馬場でペルセポネに騎乗して勝利するなど、着実に実績を積み重ねています。
5. 小林美駒(こばやし・みく)
所属:美浦/デビュー:2023年/JRA通算109勝
小林美駒騎手は2023年デビュー。鈴木伸尋厩舎に所属し、2026年に大きな飛躍を遂げた騎手です。
6月28日の函館記念(GⅢ)ではファウストラーゼンに騎乗し、10番人気の評価を覆して優勝。自身初のJRA重賞タイトルを手にしました。
さらに8月29日にはJRA通算100勝を達成。女性騎手として史上最速となる1302戦目での到達でした。
2026年10月26日時点の年間勝利数は43勝。現役女性騎手の中でトップに立っています。
6. 谷原柚希(たにはら・ゆずき)
所属:美浦/デビュー:2025年/JRA通算0勝
谷原柚希騎手は2007年2月20日生まれ。2025年度の新規騎手としてデビューした若手騎手です。所属厩舎は伊藤圭三厩舎です。
JRAの新人騎手紹介によると、小学4年生のときに藤田菜七子元騎手のデビューと活躍を見て、騎手を目指すようになりました。目標とする騎手として永島まなみ騎手やH.ドイル騎手の名前も挙げています。
2026年10月時点でJRA勝利はありませんが、まだキャリアの初期段階です。将来の成長を見守りたい騎手の一人です。

【2026年ランキング】年間勝利数・通算勝利数を6人で比較
2026年のJRA女性騎手を比較すると、小林美駒騎手が年間勝利数でトップ。河原田菜々騎手、今村聖奈騎手が続いています。
以下は2026年10月26日集計のJRA成績を基準にした比較です。地方競馬での勝利や外国人騎手の短期免許による成績は含めていません。
| 騎手 | 所属 | 2026年年間勝利 | JRA通算勝利 | 2026年の注目実績 |
|---|---|---|---|---|
| 小林美駒 | 美浦 | 43勝 | 109勝 | 函館記念制覇・最速100勝 |
| 河原田菜々 | 栗東 | 22勝 | 46勝 | 年間22勝 |
| 今村聖奈 | 栗東 | 15勝 | 119勝 | オークスGⅠ制覇 |
| 永島まなみ | 栗東 | 9勝 | 138勝 | 現役組の通算勝利数トップ |
| 古川奈穂 | 栗東 | 5勝 | 70勝 | 重賞騎乗経験あり |
| 谷原柚希 | 美浦 | 0勝 | 0勝 | 2025年デビューの若手 |
出典:netkeibaの騎手成績、競馬データ各社の10月26日更新情報。小林美駒、河原田菜々、今村聖奈、永島まなみ、古川奈穂、谷原柚希のJRA成績を照合。
年間勝利数ランキング1位は小林美駒
2026年の年間勝利数では、小林美駒騎手の43勝が際立っています。勝率も10.8%で、現役6人の中で最も高い数字です。
2位の河原田菜々騎手は22勝、3位の今村聖奈騎手は15勝。勝ち星だけでなく、河原田騎手は6.2%、今村騎手は4.8%の勝率を記録しています。
一方、年間勝利数と通算勝利数では順位が異なります。永島まなみ騎手は2026年の年間勝利数では4位ですが、JRA通算では138勝と現役組のトップです。
歴代女性騎手の通算最多勝は藤田菜七子
現役組の通算成績だけでなく、引退した騎手も含めて比較すると、藤田菜七子元騎手の実績が際立ちます。
藤田元騎手は2016年にデビューし、2024年10月11日に引退。JRA通算3897戦166勝という成績を残しました。現役6人の中では、永島まなみ騎手の138勝が最も近い数字です。
したがって、2026年の勢力図は年間勝利数で小林美駒騎手、通算勝利数で永島まなみ騎手、歴代通算成績では藤田菜七子元騎手がそれぞれ注目される構図です。
【GⅠ・重賞記録】今村聖奈の初制覇と女性騎手の歴史的快挙
JRA女性騎手の歴史を語るうえで、重賞勝利とGⅠ勝利は大きな節目になります。
ただし、女性騎手によるGⅠ勝利には、JRA所属騎手による勝利と、短期免許で来日した外国人騎手による勝利という違いがあります。
今村聖奈が2026年オークスで日本人女性初のGⅠ制覇
2026年5月24日、東京競馬場で開催された第87回優駿牝馬(オークス)。今村聖奈騎手がジュウリョクピエロに騎乗し、18頭立ての一戦を制しました。
この勝利は、JRA所属の日本人女性騎手による初のGⅠ制覇であり、女性騎手による初のクラシック制覇でもあります。
レースでは後方から進出し、最後の直線で馬群の間を抜け出す競馬を披露。ドリームコアとの接戦をクビ差で制しました。
今村騎手にとってはGⅠ騎乗3度目、クラシック初挑戦での勝利です。デビューから4年目で、日本競馬の歴史に残る実績を手にしました。
JRA公式のレース結果でも、ジュウリョクピエロの騎手として今村聖奈騎手が記録されています。
女性騎手によるGⅠ勝利は今村聖奈が最初ではない?
ここは混同しやすいポイントです。
2002年には、短期免許で来日したロシェル・ロケット騎手がギルデッドエージに騎乗し、中山大障害(J・GⅠ)を制しています。
さらに2025年2月23日には、レイチェル・キング騎手がコスタノヴァとのコンビでフェブラリーステークスを制覇。女性騎手として初めてJRAの平地GⅠを勝利しました。
つまり、今村聖奈騎手の2026年オークス制覇は、女性騎手全体としての初GⅠ勝利ではなく、日本人女性騎手、そしてJRA所属の女性騎手による初のGⅠ制覇という歴史的記録です。
この違いを理解すると、それぞれの快挙の意味がより明確になります。
JRA所属の女性騎手による主な重賞勝利
JRA所属の女性騎手による主な中央重賞勝利を整理すると、次のようになります。
- 2019年12月8日:藤田菜七子騎手がコパノキッキングでカペラステークス(GⅢ)を制覇。
- 2022年7月3日:今村聖奈騎手がテイエムスパーダでCBC賞(GⅢ)を制覇。
- 2024年6月16日:永島まなみ騎手がアリスヴェリテでマーメイドステークス(GⅢ)を制覇。
- 2026年5月24日:今村聖奈騎手がジュウリョクピエロでオークス(GⅠ)を制覇。
- 2026年6月28日:小林美駒騎手がファウストラーゼンで函館記念(GⅢ)を制覇。
JRA所属の女性騎手では、この4人が中央重賞の勝利実績を持っています。今村騎手は重賞2勝、ほかの3人はそれぞれ1勝です。なお、外国人の短期免許騎手による重賞勝利は別に数える必要があります。

【小林美駒が最速100勝】2026年の記録更新を徹底解説
2026年のJRA女性騎手を象徴する出来事の一つが、小林美駒騎手による通算100勝の達成です。
2026年8月29日、札幌競馬場の4R。小林騎手はアニマレイに騎乗して1着となり、JRA通算100勝を達成しました。
注目されたのは、その到達スピードです。
- 小林美駒:1302戦目
- 今村聖奈:1559戦目
- 永島まなみ:1688戦目
- 藤田菜七子:2150戦目
小林騎手は、女性騎手として史上最速となる1302戦目での100勝到達を記録しました。JRA女性騎手では4人目の通算100勝達成者でもあります。
この記録は、単純に勝利数が多いこととは異なり、少ない騎乗回数で100勝に到達したことを示しています。騎乗機会を勝利につなげる力という観点でも注目される記録です。
函館記念の勝利が飛躍のきっかけに
小林美駒騎手の2026年を振り返ると、通算100勝より前に達成した重賞初制覇も重要です。
6月28日の函館記念では、10番人気ファウストラーゼンに騎乗。後方から位置を押し上げ、直線で先頭に立つ競馬で重賞タイトルを獲得しました。
レースでは直線での斜行をめぐって審議となり、到達順位どおりに確定した一方、開催4日間の騎乗停止処分も受けています。結果だけでなく、騎乗上の課題も残ったレースでした。
それでも、初の重賞制覇と通算100勝を同じ年に達成したことは大きな成果です。10月26日時点で年間43勝、JRA通算109勝という数字にも、その成長が表れています。
【歴代女性騎手の歴史】1996年から2026年までの30年間
JRAで女性騎手がデビューしたのは1996年です。2026年は、JRA初の女性騎手が登場してから30年という節目に当たります。
1996年:JRA初の女性騎手3人がデビュー
1996年3月1日付で騎手免許を取得したのは、田村真来、細江純子、増沢由貴子(当時は牧原由貴子)の3人でした。
3人は翌3月2日に中央競馬で初騎乗。最初にJRA初勝利を挙げたのは増沢由貴子騎手で、3月17日のアラビアンナイトでした。
1997年・2000年:女性騎手の新たなデビュー
1997年には板倉真由子騎手と押田純子騎手、2000年には西原玲奈騎手がデビューしました。
しかし、女性騎手の人数はその後増えず、増沢由貴子騎手が2013年に引退すると、JRA所属の現役女性騎手がいない時期に入りました。
2016年:藤田菜七子が女性騎手の存在感を高める
2016年にデビューした藤田菜七子騎手は、16年ぶりに登場したJRA女性騎手として大きな注目を集めました。
2019年12月8日にはコパノキッキングとのコンビでカペラステークスを制覇。JRA所属の女性騎手として初めて中央の平地重賞を勝利しました。
JRA通算166勝、重賞1勝という実績を残し、2024年10月11日に騎手免許を取り消して引退しています。
2021年以降:女性騎手が複数活躍する時代へ
2021年には永島まなみ騎手と古川奈穂騎手がデビュー。2022年には今村聖奈騎手、2023年には河原田菜々騎手と小林美駒騎手が続きました。
2024年には大江原比呂騎手がデビューしましたが、2025年2月1日に引退。2025年3月には谷原柚希騎手がデビューし、現役6人体制につながっています。
この30年間で、JRA所属の女性騎手は合計14人となりました。現在の6人は、1996年から続く女性騎手の歴史を受け継ぐ世代です。

【プロの視点】JRA女性騎手を比較するときに見るべき3つのポイント
女性騎手の成績を比較するとき、年間勝利数だけで優劣を決めるのは適切ではありません。騎手の実力を判断するには、複数の指標を組み合わせる必要があります。
1. 勝利数と勝率を分けて考える
勝利数は、その年に何回勝ったかを示します。一方、勝率は騎乗したレースのうち何%で勝ったかを示す指標です。
例えば2026年の小林美駒騎手は43勝、勝率10.8%。河原田菜々騎手は22勝、勝率6.2%です。
勝利数と勝率の両方で小林騎手が上回っていますが、騎乗数や騎乗馬の能力、レース条件も考慮しなければなりません。
2. 重賞実績とGⅠ実績は別に評価する
一般競走で勝利を積み重ねることと、重賞で勝つことには異なる難しさがあります。
重賞では実力馬が集まり、騎手の判断力や馬との相性、展開を読む力がより問われます。
今村聖奈騎手のオークス制覇や、小林美駒騎手の函館記念制覇は、年間勝利数だけでは測れない価値を持つ実績です。
3. 騎乗機会とキャリア年数を考慮する
デビュー年が異なる騎手を通算勝利数だけで比較すると、キャリアの長さによる差が生じます。
例えば、2021年デビューの永島まなみ騎手と、2025年デビューの谷原柚希騎手では、経験年数に大きな違いがあります。
新人騎手については、初勝利までの期間、騎乗回数、勝率、上位着順の回数なども評価材料になります。
2026年のJRA女性騎手を正しく見るなら、年間勝利数、通算勝利数、勝率、重賞実績、キャリア年数の5つを組み合わせるのが適切です。
【JRA女性騎手】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、JRAの現役女性騎手は何人ですか?
A1:2026年10月30日現在、日本人のJRA所属現役女性騎手は6人です。永島まなみ、古川奈穂、今村聖奈、河原田菜々、小林美駒、谷原柚希の各騎手です。短期免許で来日する外国人女性騎手は別枠です。
Q2:JRA女性騎手でGⅠを初めて勝ったのは誰ですか?
A2:JRAの平地GⅠを女性騎手として初めて制したのは、2025年のレイチェル・キング騎手です。日本人女性騎手、JRA所属女性騎手として初めてGⅠを制したのは、2026年オークスの今村聖奈騎手です。なお、2002年にはロシェル・ロケット騎手が中山大障害(J・GⅠ)を勝っています。
Q3:JRA女性騎手で年間最多勝を記録したのは誰ですか?
A3:今村聖奈騎手です。2022年にJRA年間51勝を記録しました。2023年には永島まなみ騎手が年間50勝を挙げています。
Q4:小林美駒騎手の100勝はなぜ話題になったのですか?
A4:2026年8月29日にJRA通算100勝を達成した際、女性騎手史上最速となる1302戦目で到達したためです。今村聖奈騎手や永島まなみ騎手の到達時の騎乗回数を上回るスピード記録でした。
Q5:JRA女性騎手の歴代通算最多勝は誰ですか?
A5:2024年に引退した藤田菜七子元騎手の166勝です。現役6人では永島まなみ騎手の138勝が最多となっています。
まとめ:JRA女性騎手の2026年は新たな歴史の転換点
2026年10月現在、JRAの現役女性騎手は6人。それぞれが異なるキャリアと実績を持ち、女性騎手の勢力図も変化しています。
年間勝利数では小林美駒騎手が43勝でトップ。通算勝利数では永島まなみ騎手が138勝で現役組の先頭に立っています。今村聖奈騎手はオークスを制し、日本人女性騎手初のGⅠタイトルを獲得しました。
一方、藤田菜七子元騎手が残した通算166勝や、今村騎手の年間51勝という記録は、今後の現役騎手たちが目指す大きな目標です。
JRA女性騎手の評価では、単純な勝利数ランキングだけでなく、勝率、騎乗機会、重賞実績、GⅠでの成績を総合的に見ることが欠かせません。
1996年の女性騎手デビューから30年。今村聖奈騎手のGⅠ制覇、小林美駒騎手の最速100勝という成果は、女性騎手が中央競馬の大舞台で実績を残す時代に入ったことを示しています。次の歴史的記録を誰が打ち立てるのか、2026年後半から2027年にかけても目が離せません。 (出典: jra 女性 騎手(Yahoo!ニュース))